鳥獣戯画展、2時間並ぶも快適に楽しむコツ

11月に入り、京都市内の紅葉も徐々に見頃を迎えつつあります。
それに併せて、観光客も増えたので話題の京都国立博物館で開催されている「鳥獣戯画展」に訪れる人も増えています。
10月7日から公開しているので、本来なら空いてくる時期なのですが、逆に増えています。
でも、さんざん並んだ後に出会う「鳥獣戯画」の原画の数々は、印刷物で見るもの以上に、躍動感に溢れ、墨の濃淡や筆のタッチの強弱までこの目で確かめられ、心が沸き立つと大評判です。

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なぜ今、混雑してる鳥獣戯画展を観た方がいいのか?絶対的な理由

「鳥獣戯画」は京都市右京区にある高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で国宝です。
正しくは「鳥獣人物戯画」といいます。

鳥獣戯画の構成は、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻。
内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、「日本最古の漫画」ともいわれます。
特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化して、描かれた甲巻が非常に有名。

でも「高山寺」に行けばいつでも見ることができるから、わざわざ混雑している「鳥獣戯画展」に行く必要は無いって思っている人!それは違います。

なぜなら高山寺に一般展示されているのは<レプリカ>です。単なるコピー機でプリントしたもの。
本物は非公開なのです。だから本物が見ることができるまたとないチャンスは、今しかありません。

それでは鳥獣戯画展を楽しむコツを教えましょう。

長時間並ぶ覚悟をすれば怖くない

平日の午前中、9時30分の開館ですが、1時間前には行列ができているので、早いに超したことはありません。
夕方入場締め切り間際なら?それでも90分は並びます。
でも、覚悟しておくといろいろ準備もできます。
・あたたかい格好をする、カイロを持っていく
・スマホの充電をしっかりして、待ち時間を飽きないようにする
・友達と行く

そして直近の混雑状況はTwitterで知ることができます。
https://twitter.com/izanai_choju

正確には「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展である

展示されているのは、鳥獣戯画だけではありません。
展示は、全4章からなる構成で、4つの間に区切られ、その3室までは「高山寺」展です。

だから高山寺にまつわる、様々な美術品が展示されています。

鎌倉時代から続く高山寺は、世界文化遺産です。
当時の明恵上人というお坊さんの、動物好きでひたむきな人柄などもわかる展示になっていて、その歴史の流れを見た後の「鳥獣戯画」。
時間の流れを描いた絵巻ものを、右から左に移動しながら見ることで、観覧者自身が身体で時間の流れを体感できて、いっそうの感動することができるでしょう。

博物館入り口にあるイヤホンガイドを借りると10倍楽しい

展示作品の解説を聞きながら、展示を見るためのイヤホンガイドを入り口で借りることができます(税込み520円)。
京都出身の俳優・佐々木蔵之介がナビゲーターを担当しています。

実は長時間並んで館内に入っても、そこからお目当ての「鳥獣戯画」にたどり着くまで、また並ぶからです。

「鳥獣戯画」の部屋の前に、待つ部屋がひと間ありますが、そこは、蛇腹式に人が並びます。その間の壁には、鳥獣戯画が拡大されたものや、修復の仕方が描かれていますが、1時間、待つのは大儀です。
さあ、そこで、イヤホンガイドです。待ち時間に聞けるボーナストラックがちゃんと用意されているから飽きません。

ここだけの限定記念グッズも盛りだくさん

装丁に凝った図録、2600円(税込)が圧巻。
これには鳥獣戯画全作品が掲載されていいます。

そのほか、中面をずらっと並べると鳥獣戯画の絵巻図になる楽しいトランプ1500円(税込)が評判いい。

ほか、八つ橋、そばの実の金平糖、小さな御饅頭、コーヒー、湯のみ茶碗、マグネット、絵はがき、何枚あっても便利なクリアファイルなど、いろいろ。

佐々木蔵之介の実家・京都老舗の佐々木酒造の吟醸酒と大吟醸酒の2種類が、鳥獣戯画の特別ラベルで販売されていることにも注目です。

こちらも注目!鳥獣戯画の図案を使った人気の文具の紹介はこちら 

鳥獣戯画に関係した書籍の紹介はこちら

隣の館での「京へのいざない」も必見!

鳥獣戯画展のチケットで隣の平成知新館(新館)も展示も見ることができます。
館内では、京都の各所に所蔵されている、彫刻、絵画、書、工芸など、様々な名品が1~3階までずらっと展示されています。
とても大きな仏像など見どころあります。
あと、仏像に眼を入れる体験コーナーなどもやっています。

鳥獣戯画の各巻の内容

<甲巻>
様々な動物による水遊び・賭弓・相撲といった遊戯や法要・喧嘩などの場面が描かれる。
描かれた萩などの植生から、秋の光景とみられる。

<乙巻>
馬・牛・鷹・犬・鶏・山羊といった身の回りの動物だけでなく、豹・虎・象・獅子・麒麟・竜・獏といった海外の動物や架空の動物も含め、さまざまな動物の生態が描かれており、動物図鑑としての性質が強い巻。
絵師たちが絵を描く際に手本とする粉本であった可能性も指摘されている。

<丙巻>
前半10枚は人々による遊戯を、後半10枚は甲巻の様に動物による遊戯を描いている。
後半部分については、甲巻の動物の遊戯を手本に描かれたものとも言われる。

<丁巻>
人々による遊戯の他、法要や宮中行事も描かれている。描線は奔放で、他の巻との筆致の違いが際立つ巻。

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