「十五夜」「中秋の名月」の奇妙な風習

十五夜は旧暦の8月15日の月夜の行事のことです。
月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じるので、毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。
旧暦の8 ...
諏訪神社、奇祭と神々の力比べ
6年に一度、御柱と呼ばれる4本の杭を立てる御柱祭が行われる諏訪神社は、その1度見たら忘れられない祭りが印象的です。
諏訪神社の祭神は建御名方神(タケミナカタノカミ)です。
大国主命の子であり、狩猟の神、「山の神」といわ ...
豪快な張り子が踊る「ねむり流し」。青森ねぶた祭りの起源と伝承(青森市)
巨大で豪快な武者姿の張り子が町を練り、「ラツセラー ラッセラー」の掛け声を張り上げて大勢のハネトが跳ねる。
「ねぶた祭り」というと、8月1日~7日にくり広げられる青森市の祭りが有名だが、実は「ねぶた」とは東北地方、特に青森県各 ...
お祭りの醍醐味、おみこしと縁日の由来
ワッショイワッショイと町内を回ってくるおみこしは、世代を問わず胸が高鳴るものです。
子供の頃はみんなでお祭りのはっぴを着て、おみこしを担ぐ大人を見てとても憧れたものです。
おみこしがあるとお祭りという行事が「神事」であ ...
神々の魂を浄める大松明。那智の火祭りの起源と伝承(和歌山県 熊野那智大社)
今や伊勢神宮にならぶパワースポットとして名高い熊野地方。
春から秋にかけて、熊野古道をめぐりながら、古の時を歩く旅が流行しています。
伊勢とは違って、ちょっと不便な所にあるために、どんな交通手段を使っても、目的の場所に ...
暮らしに密着した夏のお祭りの起源と伝承

穏やかな春が過ぎて、梅雨が明ける頃、夏から秋にかけての大きなお祭りが各地で催されます。京都の祇園祭などはその代表例ですが、日本の夏は昔から疫病が流行ったり、天災などの自然災害に見舞われたりと何かと災いの多い季節。
だから神 ...
端午の節句の由来は女性の休養日だった
男の子の節句であるこどもの日は、いつ頃から設定されたかご存じでしょうか?
実は江戸時代にはすでに五月五日は、男の子を祝福する日として認知されていました。
三月三日に女の子、五月五日には男の子の『無事な成長を祝う』のが本 ...
お花見の由来。桜と日本人の深い関わりを知る。

梅の開花時期が過ぎて、桜が開花しはじめると、楽しい気分になる日本人は多い。
5分咲きにもなると、あちこちの桜の名所でお花見がさかんに行なわれます。
暖かくなりはじめた時期に、野外にあつまってすわり、身近な仲間と宴会 ...