伝統行事と祭り– category –
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民族としての日本人の古代信仰と風習
お寺に行けば僧侶によってお経が読まれ、神社に行けば神主から祝詞が読まれます。お経にはひらがなで書かれたものでは無いので、お経を聞いても普通意味は理解できません。それに大陸から輸入されたものです。しかし祝詞は、もともとが普通の日本語なので... -
「祭り」と「祭礼」~祭りは365日行われている~
祭りを聞いて想像するのは、賑やかなお囃子やお神輿または賑々しく執り行われる儀式だと思います。でも、ひな祭りとか端午の節句、七夕なども、祭りなのです。お正月もお月見も、冬至の日にカボチャを食べるのも祭りです。節日(季節の変わり目などに祝い... -
お風呂の石鹸では落とせない!ケガレと、お籠りの儀式
お祭りで神に奉仕する人は、当日までの一定期間は心身を清らかにするために「物忌み」をします。 神はケガレを嫌い、清浄であることを好むからです。もしも祭りの奉仕者にケガレがあれば、神は降臨されず、逆に怒りを買い神罰が下ると考えられています。 ... -
祭り神事は、神様に楽しんでもらう音楽フェスのようなもの
迫力のあるお神輿やたくさんの屋台が並び、人が賑わうお祭りはとても楽しいものです。子供も大人もみんなが笑顔になります。でも祭りの主役は「神様」であることを忘れてはいけません。 だから昔から日本人は祭りの時に、神様にできるだけ楽しんでいただけ... -
ご神木は神様と通信するための電波塔
神社のお祭りに行くと、必ず木が立てられていることに気づいていますか?一番良く見かけるのが幟(のぼり)です。境内で風にはためく幟を見ると、祭りだなぁという感じがします。 でも重要なのは幟の布の部分ではなく、布に通した高い木の柱竿なのです。 ... -
食事から神の霊力が体内に入るほど、神と深く交わり合う直会の風習
「神撰」「神供」といえば、神前に供えるお酒や供物のことで必ず神様に食べ物や飲み物をお供えする風習があります。神様が食事を召し上がっている間は、灯明を灯したり、篝火を焚いたりします。 昔は照明といえば、火しかありません。火は明るさだけでなく... -
神が依頼したくなる引越し業者はドコ?
現代の日本人は交通インフラが発達しているから、北海道から沖縄、海外でも住処を変えることができます。でも移動が限られて、自然をご神体と信仰していた古代の日本人には、ご神体を移動するという考えは無かったと思います。 でも土地を開墾したり、新天... -
なぜ?日本人は祭り好きなのか?
いつの時代も日本人は、お祭りが大好きです。それはただ単に祭り騒ぎが好きだって言うんではなく、お祭りと言うセレモニーの中に、日本人の信心深さ、神様に対する姿勢の物語が受け継がれてきたからです。 今では神事に関係なく何かと特別な催し物と言うだ... -
祭りの本番は昼間ではなく、「宵宮」にあり!
大きな祭りを本気で楽もうと思ったら、人であふれる本番当日に行くよりも、前日か前々日の宵宮に行くといい。祭りの良さを知っている地元の人ほどそう考えるでしょう。 実は宵宮こそが、神の降臨を仰ぐ祭りの中心と考えられています。近畿地方には宵宮を「...
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