伝統行事と祭り– category –
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夏祭りの起源となった祇園祭(京都市八坂神社)
全国で行なわれている御輿の渡御も、山車の巡行も、祭り囃子もすべては祇園祭から始まったことです。 7月17日(前祭)と24日(後祭)が中心で、一日の「吉府入り」に始まり、31日の「疫神社夏越の蕨い」まで、連日様々な神事・行事がくり広げられ、京都の7... -
祇園祭、夏祭りは厄を祓う「水祭り」である
夏の京都といえば祇園祭です。もともとお祭りと言えば、春と秋に行うのが定番です。それは特に農村部で、稲作と結びついた祭りが中心であるため。だから、夏の祭りの意味合いは、稲作と直接関係の無い厄払いや、魔除け、邪霊送り、虫封じなどが多い。 昔は... -
神々の魂を浄める大松明『那智の火祭り』和歌山県熊野那智大社
熊野那智大社の例大祭で「扇祭り」とも呼ぱる「那智の火祭り」は、毎年7月14日に行なわれます。燃え盛る60キロの重さがある大松明12本が、那智の滝の石段参道を円を描きながら登り降りし、12体の扇神輿を浄める迫力のある神事です。 那智の滝と神武天皇 「... -
七夕の由来
少し前までは、七月七日になると笹の枝を買ってきて各家庭で、願い事を書いた短冊を枝にくくりつけたものです。最近では学校や施設の行事として、短冊を集めて飾っているところがあります。子供が立派に育つことを願う気持ちからつくられた七夕は、どのよ... -
民族としての日本人の古代信仰と風習
お寺に行けば僧侶によってお経が読まれ、神社に行けば神主から祝詞が読まれます。お経にはひらがなで書かれたものでは無いので、お経を聞いても普通意味は理解できません。それに大陸から輸入されたものです。しかし祝詞は、もともとが普通の日本語なので... -
「祭り」と「祭礼」~祭りは365日行われている~
祭りを聞いて想像するのは、賑やかなお囃子やお神輿または賑々しく執り行われる儀式だと思います。でも、ひな祭りとか端午の節句、七夕なども、祭りなのです。お正月もお月見も、冬至の日にカボチャを食べるのも祭りです。節日(季節の変わり目などに祝い... -
お風呂の石鹸では落とせない!ケガレと、お籠りの儀式
お祭りで神に奉仕する人は、当日までの一定期間は心身を清らかにするために「物忌み」をします。 神はケガレを嫌い、清浄であることを好むからです。もしも祭りの奉仕者にケガレがあれば、神は降臨されず、逆に怒りを買い神罰が下ると考えられています。 ... -
なぜ?日本人は祭り好きなのか?
いつの時代も日本人は、お祭りが大好きです。それはただ単に祭り騒ぎが好きだって言うんではなく、お祭りと言うセレモニーの中に、日本人の信心深さ、神様に対する姿勢の物語が受け継がれてきたからです。 今では神事に関係なく何かと特別な催し物と言うだ...
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