新しい記事一覧
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食べてすぐ横になると牛になる~日本の迷信~
食後に横になるのは消化に悪いこと? 今はダイニングテーブルの上に料理を並べて、イスに座って食事をするスタイルが普通だと思いますが、畳の生活があたりまえだった時代では、座って食事をするのが普通でした。座って料理を食べて終わると、なんだかすぐ... -
雛人形を3月3日のうちに片付けなければ嫁にいけない~日本の迷信~
3月3日の雛祭りといえば、大切な女性の節句です。親は大事な娘がすくすくと無事に育つようにと願いを込めて、雛人形を飾り付けます。 多くの日本人女性にとって、幼いころの3月3日はかけがえのない思い出の日です。親と一緒に美しい雛人形を飾った記憶を、... -
宵越しの茶は飲んではいけない~日本の迷信~
ペットボトルが変えたお茶の飲み方 お茶といえばペットボトルで飲むもの…と言ってもいいぐらい普通になりました。よく社会派のドキュメンタリーなどで語られますが、ペットボトル入りのお茶を開発するのはとても苦労したそうです。 お茶はとてもデリケート... -
靴下をはいて寝ると親の死に目に会えない~日本の迷信~
寝床は神様に会うための神聖な場所 昔と比べれば温暖化になったとはいえ、冷え性の女性にとって、冬は辛い季節であることには変わりません。夜寝る前に、布団を温めても足の冷えまではなかなか解消しません。そこで、少しでも足を保温しようと、靴下をはい... -
天ぷらとスイカは一緒に食べてはいけない~日本の迷信~
食物の食い合わせに関する話題は、食中毒などが増える初夏から収穫の時期を迎える秋にかけてよく耳にするようになります。 特に夏になると、子どもがよく耳にしがちな、食い合わせについての迷信が「天ぷらとスイカは一緒に食べてはいけない」というもの。... -
手振り水をかけられた人は死ぬ、「死に水をとる」「末期の水」~日本の迷信~
手を洗ったときに、水に濡れた手を素早く振って水気を払うという行為を私たちはよく行います。またそうしてから、タオルやハンカチでふき取ると布が濡れるのを最小限にできます。 手を振ったときに飛び散る水のことを「手振り水」といいます。「手張り水」... -
酢を飲むと体が柔らかくなる~日本の迷信~
何世紀にもわたる健康調味料のベストセラー お酢は4~5世紀ごろに中国から酒の醸造法とともに伝わったのがはじまりです。一般にお酢と呼ばれているものは、糖質を含む食材を原料として、それをアルコール発酵させた後、酢酸発酵させた液体調味料を指します... -
節分に自分の年齢の数だけ豆を食べると力がつく~日本の迷信~
今でも受け継がれている迷信の一つに「節分に、自分の年齢の数だけ豆を食べると力がつく」があります。地方によっては、年齢の数よりもひとつ多い豆の数を食べる風習もあります。 節分の日になると母親に豆を妙ってもらうか、この時期に市販されている豆を... -
家の中で傘を差すと運が開けない~日本の迷信~
時代劇などを見ているときに、浪人となってしまった武士が、その日の暮らしを維持するための内職として傘張りをするシーンがよくあります。 この迷信の源は、江戸時代の天下泰平の世に遡ります。剣一本で立身出世の夢が叶った戦国時代であればよかったので... -
火事のときに赤い腰巻きを振ると延焼しない~日本の迷信~
男性には刺激的な赤い腰巻きが、火事場で活躍 腰巻きといえば、着物を着ていた時代まで女性の下着として使われていた布です。昔は、女性の腰巻には特別な力が宿ると信じられていたそうです。 なぜ腰巻きが火事と関係があるのだろう? 昔は完全に真っ裸で... -
爪や髪の毛を火にくべてはいけない~日本の迷信~
時代劇で切腹をした武士の遺髪を、妻や家族に届けられたとき、その死を知るというシーンをよく見ます。 昔から日本人は男女を問わず、髪の毛や爪を大切に扱ってきました。 髪の毛や爪を燃やして処理することは、縁起の悪い行いとされ、燃やすと不幸が訪れ... -
女を船に乗せると時化に遭う~日本の迷信~
山で生計を立てる山師や猟師、海で生計を立てる漁師には昔から仕事に女性が同行することを嫌います。理由は急に天候が崩れて遭難したり、思うように獲物が捕れなかったりするからです。令和の時代になっていろいろな業種で女性が進出するようになっても、... -
手紙にまつわる日本のことわざ
弘法にも筆の誤り 弘法大師(空海)のような書の名人でも、ときには書き間違えることもあるので、どんな優秀な人でも、失敗はあるという意味です。 弘法大師は、平安時代に中国より真言密教をもたらした人。書における高度な技術と教養を持った人でもあり... -
貧乏ゆすりをすると出世できない〜日本の迷信〜
カタカタと近くで物音がすると思っていたら、「貧乏ゆすり」をしている人がいたなんてことはよくあります。「貧乏ゆすり」は落ち着きがなく、近くでやられるとこちらも気になってしまい、集中力がそがれて嫌な気分になります。 人間には誰にも癖というもの...