節分に自分の年齢の数だけ豆を食べると力がつく~日本の迷信~

節分に自分の年齢の数だけ豆を食べると力がつく

今でも受け継がれている迷信の一つに「節分に、自分の年齢の数だけ豆を食べると力がつく」があります。
地方によっては、年齢の数よりもひとつ多い豆の数を食べる風習もあります。

節分の日になると母親に豆を妙ってもらうか、この時期に市販されている豆を買ってきて、鬼の面を作ったりして「鬼は外、福は内」と豆まきをしてから食べたという子どものころの記憶を持つ人も多いでしょう。

節分の日に豆をまく風習はなぜ生まれたのでしょうか?
そして、なぜ豆を食べると力がつくと信じられたのでしょうか?

目次

豆まきは年越しの行事

今では意識している人はあまりいないと思いますが、日本には旧暦というものがあります。
旧暦は明治時代まで使われていた暦ですが、日本の四季の移ろいに即した暦です。
今の新暦(太陽暦)では、旧暦と比べて一か月ほど月の表示が早くなっています。

だから節分の日である2月3日は、旧暦の肥月訓日で大晦日でした。
正月に出す年賀状には「初春のお慶びを申し上げます」という常套句を書きますが、春が始まる日を1月1日として、年の始めとしていたのです。

つまり、豆まきは年越しの行事だったのです。

地方によって、年の数よりも豆を一つ多く食べるのも、新しい年を迎えるにあたって年齢を一歳重ねることを考慮したうえでの数だからです。

では、なぜ豆を食べたのかというと、その答えは、豆には穀物の霊魂が宿っており、特別な力を持つ食べ物だと考えられていたからです。

豆に宿った霊魂のおかげで、豆を食べれば健康になると昔の人は考えたのです。
現代でも大豆は、現代でも健康食の代名詞といわれるように、栄養学的にも実証されている食材です。

食生活が貧しく、今のように食事が満足にできなかった時代に豆を年の数だけ食べて、新年を迎えるためのパワーを体内に吹き込んで、霊魂の再生を図ろうとしたことから、豆を食べる風習が誕生し、力がつくという迷信が広く流布されるようになったのです。

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