神仏と信仰– category –
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神懸かりと禊の儀式
神憑りなど、この世に存在しない霊的な者の魂を自分に憑依させる行為は、日本だけでなく世界各地にあります。 そして「神懸かり」は「禊」の儀式とは切り離すことはできません。 その意味や由来と、現代に生きる私達が守っていかなければならない伝承を考えてみましょう。 -
樹木伐採時の「木霊鎮め」の神事とは?
「木霊鎮め」とは、樹木伐採の際に、神仏に感謝の意を表し、また、樹木や森林の霊を慰めるために行われる神事のことです。現在も行われる木霊鎮めの作法や由来を調べてみました。 -
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか?古事記・日本書紀は宗教書?
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか? 神道に経典はなかった 「記紀」とは何でしょう?あまり聞きなれない言葉だから、まったくわからない人も結構いるのではないでしょうか? 記紀とは、『古事記』と『日本書紀』との総称をいいます。つまり『古事記』... -
自然崇拝と神社の原始宗教
何か願い事があるとみんな神社で拝むと思います。神社には大なり小なり社があり、その前で手を合わせて拝みます。 しかし、その社には何が存在しているのか? 何か神様の像が祀られているのか? そもそも神社っていつ頃からあるのか? 人はいつから拝む... -
神社の格式の由来と神社本庁の発生
2017年の暮れに富岡八幡宮をめぐる凄惨な事件がありました。この事件で注目を集めたのが「神社本庁」の存在であり、神社の格差です。 神社の中には半ば商業として運営しているところもあるといいます。有名になれば格式があがり、奉納金も増えて儲けがでて... -
日本の観音様の由来とは?
どこの寺院でも観音像を祀ります。他の仏は人の煩悩を諭すような厳しさが宿りますが、観音様はどこか女性的な優しさが宿っているようで、人々はそこに癒やしや救いを求めるのかもしれません。 特に西日本には「西国三十三所観音霊場巡礼」というものがあり... -
神社とお寺は何が違うのか?神仏習合思想とは?
神社とお寺は何が違うのか?神仏習合思想とは? 地方のお寺に行くと、首のない石仏や首だけが後付された石仏を参道で良く見かけることがあります。 これは明治時代に神仏分離運動が起こった時の名残です。現代では神社と寺は別々の宗教施設だと思われてい... -
出雲神話が語る大国主命が天皇になれなかった理由とは?
出雲を中心とした神話で「出雲神話」というものがあります。『古事記』と『日本書紀』ならびに『出雲国風土記』に描かれた、出雲地方の神話です。その主役は大国主命(オオクニヌシノミコト)です。 大国主命がわからないという人には、紙芝居や絵本にもな... -
日本最古の神社、奈良県の大神神社に隠された謎
三輪そうめんで有名な奈良県桜井市三輪にある大神神社は、日本最古の神社として知られています。 『古事記』によれば、大神神社のご祭神である大物主大神(オオモノヌシ)が出雲の大国主神(オオクニヌシ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の... -
仏法を守る南方の守護神・韋駄天(いだてん)
泳ぎのうまい人を「カツパの◯◯」と呼ぶように、足の速い人を「韋駄天の◯◯」と言うことがあります。この韋駄天とは何かを知っていますか? 追跡されたら逃げられない神様 仏教では、帝釈天に仕え、四方を守る神を四天王といいます。 東方を守るのが持国天、... -
宮司?神主?神職の呼び名を教えてください
神社で働いている人をどう呼んでいますか? お寺だったら「お坊さん」「住職」という呼び名がありますが、神社で働いている人々はどう呼べば良いのでしょうか? 「宮司さん」「神主さん」でしょうか? 昔は神様が存在しても、現代のような神社は無かった ... -
「神主」と「巫女」の仕事
神社に行くと神主さんや、巫女さんの姿をよく見かけます。 ご祈祷や行事がある時に神主の様子を見ていると、独特な歩き方やお辞儀の仕方など、様々な作法が在ることに気づきます。 そして巫女は奉納舞を踊ったり、両職とも修行が必要な仕事です。 身近で知... -
明神様とは
よく神様にお願いをする時に「◯◯大明神様」と呼んだりしますが、よくよく考えてみるとこの「明神様」って何の神様のことをいうのでしょう? 時代を経て変わってきた神様の総称 古代では神様のことを「大神」と呼んでいました。 明神とは、日本の神の尊称で... -
鍛冶職人の氏神か、武家集団の神なのか? 八幡宮の八幡さまとは?
日本全国には、八幡宮や八幡さまと呼ばれて信仰を集めている神社がたくさんあります。 この八幡社の数は、稲荷社についで全国で2番目に多い。 有名なところでは鎌倉にある鶴岡八幡宮、京都の石清水八幡宮、それに東京下町にある富岡八幡宮などが挙げられま...