行事と伝説– category –
-
宮司?神主?神職の呼び名を教えてください
神社で働いている人をどう呼んでいますか? お寺だったら「お坊さん」「住職」という呼び名がありますが、神社で働いている人々はどう呼べば良いのでしょうか? 「宮司さん」「神主さん」でしょうか? 【昔は神様が存在しても、現代のような神社は無かった... -
「神主」と「巫女」の仕事
神社に行くと神主さんや、巫女さんの姿をよく見かけます。 ご祈祷や行事がある時に神主の様子を見ていると、独特な歩き方やお辞儀の仕方など、様々な作法が在ることに気づきます。 そして巫女は奉納舞を踊ったり、両職とも修行が必要な仕事です。 身近で知... -
明神様とは
よく神様にお願いをする時に「◯◯大明神様」と呼んだりしますが、よくよく考えてみるとこの「明神様」って何の神様のことをいうのでしょう? 【時代を経て変わってきた神様の総称】 古代では神様のことを「大神」と呼んでいました。 明神とは、日本の神の尊... -
鍛冶職人の氏神か、武家集団の神なのか? 八幡宮の八幡さまとは?
日本全国には、八幡宮や八幡さまと呼ばれて信仰を集めている神社がたくさんあります。 この八幡社の数は、稲荷社についで全国で2番目に多い。 有名なところでは鎌倉にある鶴岡八幡宮、京都の石清水八幡宮、それに東京下町にある富岡八幡宮などが挙げられま... -
道祖神とは
田舎道を歩いていると小さな祠の中に、小さな石像が祀られていることがあります。祠の中に入っていない場合もありますが、よく見るお地蔵さまと違って形が明瞭でないものが多い。 これらの石像は、道祖神といわれる地域の神様です。 地域と言っても市町村... -
庶民に親しまれるお地蔵さんの由来
夏になると各地域で行われる地蔵盆、どんな小さな集落の道にもあるお地蔵さんの石仏や、お墓やお寺にある六地蔵像、そして子どものころ『かさ地蔵』の昔ぱなしなどに親しんだ私たち日本人にとって、お地蔵さんは身近な存在です。 では、お地蔵さんとは何で... -
「お蚕さま」と「おしらさま」
小学生の頃、学校で蚕(かいこ)を飼った経験は多いのではないでしょうか。 蚕は絹糸の生産には欠かせない昆虫で、昔から日本の生活に密接に関係しており、養蚕(ようさん)の歴史は古事記にも記述があります。 また蚕のマユから採取される絹糸で織られた... -
天神様と「通りゃんせ」
「通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ。天神様の細道じゃ」 今ではあまり見かけ無くなりましたが、昭和の時代には子供たちが集まってこの童謡を歌いながらよく遊んでいました。 幼い頃は歌の意味も考えず、ただ覚えたまま歌っていましたが、大... -
お稲荷さんはどうして「五穀豊穣」から「商売繁盛」の神様に変わったのか
お稲荷さんと聞いて、一番最初にイメージするのは、たくさん並んだ赤い鳥居ではないでしょうか。 そして狛犬のようににらみを利かすお稲荷さんの姿。 現代の流行では、キツネ様のお告げで音楽活動をしているというメタルダンスユニット『BABYMETAL』が世界... -
聖徳太子が熱中した仏教と、神仏習合の成り立ち
新札になって数年を経た現代、今の1万円札の絵柄が聖徳太子であったことを知る人もだんだん減っているのではないでしょうか。聖徳太子は、今の歴史の教科書でははっきりと実在した人物として紹介されいません。 時代とともに歴史検証が進んで、聖徳太子と... -
仏教の起源と人間の仏陀が超人になった理由
仏教は日本人にとっては、とてもなじみ深い宗教です。 現代では多くの宗派があります。でも、もともとは1つの経典が日本に伝来した時からはじまったはず。 その多くの仏教の宗派の原点は仏陀であることは、誰でも学校で学ぶことです。 しかし、その存在は... -
「十五夜」「中秋の名月」の奇妙な風習
十五夜は旧暦の8月15日の月夜の行事のことです。月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じるので、毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。 旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が... -
甦りの聖地、熊野神社と熊野信仰
熊野神社といえば紀伊半島にある熊野本宮や熊野速玉大社、熊野那智大社がすぐに思い出されます。交通インフラの発達した現代においても、三社へお参りするのは結構たいへんです。それだけに到着してお参りしたときの何とも言えない幸せな気持ちは、ここな... -
神明社は各地を明るく照らす「お伊勢さん」
稲荷神社や八幡神社と同様に伊勢神宮の分社も全国にあります。西日本より東日本に多く、「お伊勢さん」と呼ばれて地域の人々に親しまれています。各地の神明社には、天照大神がその地に飛んできたことに由来して神社を創建したという伝承が残っています 【...