行事と伝説– category –
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諏訪神社、奇祭と神々の力比べ
6年に一度、御柱と呼ばれる4本の杭を立てる御柱祭が行われる諏訪神社は、その1度見たら忘れられない祭りが印象的です。 諏訪神社の祭神は建御名方神(タケミナカタノカミ)です。 大国主命の子であり、狩猟の神、「山の神」といわれます。ただし、「ミナカ... -
大漁旗を意味する海の神が八幡神社として、武勇の神になった理由
全国的に多い神社といえば、お稲荷さんが1番ですが、次に多い神社は「八幡さま」と親しまれている八幡神社ではないでしょうか。八幡神(はちまんしん やはたのかみ)は、神社では誉田別尊(ほんだわけのみこと)、あるいは諡号(死後の贈り名)の応神天皇... -
豪快な張り子が踊る「ねむり流し」。青森ねぶた祭りの起源と伝承(青森市)
巨大で豪快な武者姿の張り子が町を練り、「ラツセラー ラッセラー」の掛け声を張り上げて大勢のハネトが跳ねる。「ねぶた祭り」というと、8月1日~7日にくり広げられる青森市の祭りが有名だが、実は「ねぶた」とは東北地方、特に青森県各地で広く行われて... -
最も身近な人生の相談役となる氏神様の種類と由来
伊勢神宮、春日大社など神社と言えば有名なところのほうが御利益はあるといいます。でも1番大切にしなければならいのは、自分が住んでいる地域の氏神様です。つねに身近に存在し、身の回りで見守ってくれている神様こそ、大切にしなければなりません。 お... -
お稲荷さんで親しまれる稲荷神社と秦氏の関係
商売の神様といえばお稲荷さんとして親しまれている稲荷神社です。暮らしと仕事に密接に関係している御利益が期待できるので、全国に点在し、神社の中では1番多い。しかしその起源は、全く違うところにあった。 【稲荷神社の発祥は古代豪族、秦氏の守り神... -
お祭りの醍醐味、おみこしと縁日の由来
ワッショイワッショイと町内を回ってくるおみこしは、世代を問わず胸が高鳴るものです。子供の頃はみんなでお祭りのはっぴを着て、おみこしを担ぐ大人を見てとても憧れたものです。おみこしがあるとお祭りという行事が「神事」であると意識することができ... -
ご飯は盛るものか、それともよそうもの?ご飯の作法とは
ご飯を炊飯器などからお茶碗に入れる時のことを、「盛る」と言うのか、「よそう」と言うのか、どちらが正しいのでしょうか?大盛り中盛りという言葉があるので、やっぱり「盛る」が正しいのか? 【ご飯を「よそう」の粋な語源とは?.】 昔から日本の家庭... -
神々の魂を浄める大松明。那智の火祭りの起源と伝承(和歌山県 熊野那智大社)
今や伊勢神宮にならぶパワースポットとして名高い熊野地方。春から秋にかけて、熊野古道をめぐりながら、古の時を歩く旅が流行しています。伊勢とは違って、ちょっと不便な所にあるために、どんな交通手段を使っても、目的の場所に到着するためには、それ... -
暮らしに密着した夏のお祭りの起源と伝承
穏やかな春が過ぎて、梅雨が明ける頃、夏から秋にかけての大きなお祭りが各地で催されます。京都の祇園祭などはその代表例ですが、日本の夏は昔から疫病が流行ったり、天災などの自然災害に見舞われたりと何かと災いの多い季節。 だから神に祈る鎮守の意味... -
厄年と日本の神々
人生の善し悪しを左右する縁起の話をする上で欠かせないのが「厄年」の存在です。人間生きていくなかで、ずっと全力疾走はできません。時々休憩を入れて体調を整えないと、大きな事故に繋がりかねません。それを人生の節目とし、厄年というものが考えられ... -
身近な神様と願掛けの作法
人は何かの節目に立つとき、最後は神頼みとばかりに願掛けをおこないます。近所の神社へお百度参りをしたり、ダルマや招き猫を側に置いて、来たるべき福を待ち望んだり、絵馬に願いを書いて境内に祀ったり、つねに神様と共にあると考える日本人ならではの... -
通夜の準備と北枕の意味
臨終を迎えて末期の水のあと、死者の遺体を清めて通夜の準備を行ないます。現在では、このあたりの作業を葬儀社に行なってもらうことが多いので遺族が遺体を触ることはありません。 遺体は、丁寧にぬるま湯で体を洗う「湯潅(ゆかん)」を行なったのちに、... -
端午の節句の由来は女性の休養日だった
男の子の節句であるこどもの日は、いつ頃から設定されたかご存じでしょうか?実は江戸時代にはすでに五月五日は、男の子を祝福する日として認知されていました。三月三日に女の子、五月五日には男の子の『無事な成長を祝う』のが本来の意味です。しかし現... -
お花見の由来。桜と日本人の深い関わりを知る。
梅の開花時期が過ぎて、桜が開花しはじめると、楽しい気分になる日本人は多い。5分咲きにもなると、あちこちの桜の名所でお花見がさかんに行なわれます。 暖かくなりはじめた時期に、野外にあつまってすわり、身近な仲間と宴会をひらくのは楽しいものです...