天神様と「通りゃんせ」

「通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ。天神様の細道じゃ」
今ではあまり見かけ無くなりましたが、昭和の時代には子供たちが集まってこの童謡を歌いながらよく遊んでいました。
幼い頃は歌の意味も考えず、ただ覚 ...
「天皇」とはいつ誕生した言葉なのか? 天皇の起源

古事記や日本書紀を見ると日本の大地を作り多くの神々を誕生させた伊弉諾尊、伊邪那美命にはじまる天皇家の起源を知ることができます。
しかしこの「天皇」という言葉がいつ頃から使われだしたのか? どういう由来なのかは未だに確証が得 ...
お稲荷さんはどうして「五穀豊穣」から「商売繁盛」の神様に変わったのか

お稲荷さんと聞いて、一番最初にイメージするのは、たくさん並んだ赤い鳥居ではないでしょうか。
そして狛犬のようににらみを利かすお稲荷さんの姿。
現代の流行では、キツネ様のお告げで音楽活動をしているというメタルダン ...
聖徳太子が熱中した仏教と、神仏習合の成り立ち
新札になって数年を経た現代、今の1万円札の絵柄が聖徳太子であったことを知る人もだんだん減っているのではないでしょうか。
聖徳太子は、今の歴史の教科書でははっきりと実在した人物として紹介されいません。
時代とともに歴 ...
仏教の起源と人間の仏陀が超人になった理由
仏教は日本人にとっては、とてもなじみ深い宗教です。
現代では多くの宗派があります。でも、もともとは1つの経典が日本に伝来した時からはじまったはず。
その多くの仏教の宗派の原点は仏陀であることは、誰でも学校で学ぶ ...
「十五夜」「中秋の名月」の奇妙な風習

十五夜は旧暦の8月15日の月夜の行事のことです。
月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じるので、毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。
旧暦の8 ...
神社は八百万の神々の領域であり、神と人が対話する場所。神社の起源を考える。
神が人々の祭りを受ける場所は聖域と俗世の境界がある「聖」の側、すなわち神域です。
日本には大なり小なり神社がいたるところにあります。
伊勢神宮や明治神宮のような日本を代表するような神社から、オフィスビルの屋上にある ...
日本人は、なぜ八百万の神々を信仰するようになったのか?
世界には多様な信仰の対象があり、それぞれに頂点に立つ大いなる存在があります。
それは実体のある物として存在していたり、実体の無い物として存在していたり、形態は様々です。
日本には他の国にはあまりないぐらい多様な信仰が混 ...