行事と伝説– category –
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神懸かりと禊の儀式
神憑りなど、この世に存在しない霊的な者の魂を自分に憑依させる行為は、日本だけでなく世界各地にあります。 そして「神懸かり」は「禊」の儀式とは切り離すことはできません。 その意味や由来と、現代に生きる私達が守っていかなければならない伝承を考えてみましょう。 -
樹木伐採時の「木霊鎮め」の神事とは?
「木霊鎮め」とは、樹木伐採の際に、神仏に感謝の意を表し、また、樹木や森林の霊を慰めるために行われる神事のことです。現在も行われる木霊鎮めの作法や由来を調べてみました。 -
日本のお祭りの起源と伝統行事
迫力のあるお神輿やたくさんの屋台が並び、人が賑わうお祭りはとても楽しい。そのお祭りの本来の意味や起源はと気になりませんか? -
御神木は神様の依代であり古代アニミズムの象徴
「御神木の画像をスマホの待ち受け画面に設定すると幸運になる」という都市伝説が流行っているようですが日本各地には「御神木」と呼ばれる巨樹や老樹が神社や寺院などにありますが、なぜこれほどまでに地域に敬われ崇拝されているのでしょうか? -
食事を通じて神々と深く交わり合う「直会(なおらい)」の風習
食事を通じて神々と深く交わり合う直会の風習があり、祭りのあとで神々と祝宴を催すことを直会といいます。その起源や意味を探っていきましょう。 -
神社や寺院の引越と分霊の儀式
神仏は人間のように簡単に引っ越しはできません。その土地の神仏の御霊を移動したり分霊したりする際は、手順をおった大切な儀式があります。儀式にまつわる様々なことを調べてみました。 -
お祭りは「宵宮」がいちばん盛り上がる理由
宵宮は、祭り本番の前夜祭のことを指します。宵宮は、祭りの前日の夜に行われ、祭りの準備をするための儀式や、神輿や山車を飾るための装飾、神社周辺での祭りのイベントなどが行われます。 私が宵宮をおすすめする理由は、神社の祭りが行われる地域の住民... -
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか?古事記・日本書紀は宗教書?
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか? 神道に経典はなかった 「記紀」とは何でしょう?あまり聞きなれない言葉だから、まったくわからない人も結構いるのではないでしょうか? 記紀とは、『古事記』と『日本書紀』との総称をいいます。つまり『古事記』... -
自然崇拝と神社の原始宗教
何か願い事があるとみんな神社で拝むと思います。神社には大なり小なり社があり、その前で手を合わせて拝みます。 しかし、その社には何が存在しているのか? 何か神様の像が祀られているのか? そもそも神社っていつ頃からあるのか? 人はいつから拝む... -
神社の格式の由来と神社本庁の発生
2017年の暮れに富岡八幡宮をめぐる凄惨な事件がありました。この事件で注目を集めたのが「神社本庁」の存在であり、神社の格差です。 神社の中には半ば商業として運営しているところもあるといいます。有名になれば格式があがり、奉納金も増えて儲けがでて... -
日本の観音様の由来とは?
どこの寺院でも観音像を祀ります。他の仏は人の煩悩を諭すような厳しさが宿りますが、観音様はどこか女性的な優しさが宿っているようで、人々はそこに癒やしや救いを求めるのかもしれません。 特に西日本には「西国三十三所観音霊場巡礼」というものがあり... -
神社とお寺は何が違うのか?神仏習合思想とは?
神社とお寺は何が違うのか?神仏習合思想とは? 地方のお寺に行くと、首のない石仏や首だけが後付された石仏を参道で良く見かけることがあります。 これは明治時代に神仏分離運動が起こった時の名残です。現代では神社と寺は別々の宗教施設だと思われてい... -
出雲神話が語る大国主命が天皇になれなかった理由とは?
出雲を中心とした神話で「出雲神話」というものがあります。『古事記』と『日本書紀』ならびに『出雲国風土記』に描かれた、出雲地方の神話です。その主役は大国主命(オオクニヌシノミコト)です。 大国主命がわからないという人には、紙芝居や絵本にもな... -
日本最古の神社、奈良県の大神神社に隠された謎
三輪そうめんで有名な奈良県桜井市三輪にある大神神社は、日本最古の神社として知られています。 『古事記』によれば、大神神社のご祭神である大物主大神(オオモノヌシ)が出雲の大国主神(オオクニヌシ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の...