日本語と語源– category –
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どんぶりの由来は猫どんぶりにあった?奇抜な語源
牛丼、親子丼、天丼と日本人は丼物が大好きです。うどんやらーめん、お蕎麦などどんぶりは家庭料理にかなり活躍します。この「どんぶり」という食器は、もともと日本にあったものなのでしょうか? 【「どんぶり」は山寺の和尚が猫をある入れ物にいれたこと... -
ブ男(醜男)は誇り高く強く、女にモテる男の象徴であった
世の中、イケメンばかりがモテる男の象徴のように言われていますが、イケメンの定義もかなり幅広い。特に今の情報社会の最先端をいく日本では、好き嫌いの基準も多種多様。でもいつの時代もモテる男は、どこか身体全体から「強さ」がみなぎり、人々を魅了... -
「とばっちり・ちゃらんぽらん・くだを巻く」ちょっと迷惑な様子を表現した日本語の語源
社会生活を営んでいると他人との絡みで迷惑を被ったり、逆に迷惑を掛けることになったりすることがあります。そんな時につい口をついて出てしまう言葉や、そんな様子を表現する言葉が日本にはあります。普段何気なく使っている言葉でも、その由来を知ると... -
「黄昏(たそがれ)」の語源と夕陽の謎
夕方、太陽が沈んで徐々に暗くなっていくほんの一時の間、その日の出来事や想いを振り返りつつ、ただその場の空気を味わう。明日はどんな1日だろうか?今日に満足できただろうか?実に様々なことを想ったり、逆に何も考えずに無心で空を眺めていたり、この... -
うんこにおまる、とんちんかん、普段疑問に持たない言葉の語源は面白い
色や臭いが健康のバロメーターと言われる「うんこ」という言葉。文字にするとなんだか可愛らしいですが、普段から何気に使っている言葉の語源を調べると面白い。またトイレに一人で入れなかった幼い頃に使っていた「おまる」。語源はきっとその丸い形から... -
「ケチ・油断・ろくでなし」偏見,嫌味,悪口を連想する日本語の語源
感情にまかせて、つい口をついて出てしまう言葉や、心に浮かぶ言葉が私たちにはあります。日本人はとても感情豊かで、それを言葉に表現するのもとても上手です。その言葉の語源を紐解いていくと、その言葉に秘められた意外な真実を知ることができるかもし... -
駄酒落は日本語だからこそ生まれた日本の文化です
「ほとんどの日本人は、学校で何年間も英語の授業を受けているのに、英会話ができない」とよく言われる。たしかにそうかもしれない。そもそも学校で習う英語は、実用的な英会話ではなく、あくまでも試験対策用の英語なので、学生を批判するわけにはいけな... -
「日本」の正しい呼び名、読み方を知ってますか?
ニホン、ニッポン、ジャパン、ジャポン、ヤーポン・・・日本の呼び名はたくさんあります。これも最近のことではなくて、ずいぶん昔からいろいろな呼び方があったようです。その由来を探ってみましょう。 【英語表記はなぜ「Japan」と書くのだろう?】 あまり... -
村八分とは?絶交とは?シカトとは?
現代でも、絶交したり仲間はすれにすることを「村八分」と表現することがあります。 現代ではほとんど死語になりつつありますが、少し前までは急に周りから無視されて「村八分にされた~」なんて冗談っぽく言うことがありました。「絶交」という言葉もほと... -
不吉な数字と忌み数
特別の場面で、用いてはならない不吉な数字があります。これは、忌み数とよばれるものです。言霊信仰に由来し、古代人は、同音の言葉の言霊は同じはたらきをすると考えていました。そのために、特定の数字の音が、特別の場面に不幸をもたらすと思ったので... -
「道楽」とは仏道で得た悟りの楽しみのこと。道楽の語源
道楽息子は放蕩息子ともいうように、怠け者や身持ちのよくない人間をさします。「女道楽」や酒、賭け事にうつつを抜かすのは「道楽者」。このように「道楽」という言葉は、好ましくないニュアンスで使われることも多い。 【道楽の語源】 本来は仏教の言葉... -
古から人の生活に欠かせない「鶏」は「庭つ鳥」の意味
田舎に行くと朝、どこからともなくコケコッコーの声で目覚めることがあります。そうで無くても日常的に卵を食べたり、卵を使った料理を食べている私たちにとって、鶏は鳩と雀と同じくらい身近な鳥類です。 そんな鶏と日本人の関わりを語源の観点で調べてみ... -
砂糖気のない不味い「大福餅」って?
「大福餅」といえば、甘党の人が目を輝かす、庶民的な和菓子の代表ということになる。じつはこの「大福餅」、もともとは「腹太餅」と呼ばれ、味のほうも砂糖気のない、現在のものとはまったく違った菓子であった。 「腹太餅」は、江戸時代初期につくられた... -
案山子(かかし)は田んぼの神様
「山田の中の一本足のカカシ」や畑のまん中に、背筋を棒で支えられ、稲穂やトウモロコシの背よりも高くかかげられている案山子。稲が育ち実をつけるようになると、24時間立っているわけにはいかない農家のために、鳥避けの番をしてくれる頼もしい人形です...