新しい記事一覧
-
沢庵は二切れに限る~日本の迷信~
ポリポリと小気味いい音をたてて食べる沢庵は、とても食欲をそそります。今回はその沢庵・・・というより何切れで食べるかというお話です。 日本人は言葉の語呂の良しあしを特に気にする民族 縁起を担ぐ主人が経営する食堂で、沢庵が白いご飯とともに出さ... -
妊婦が火事を見ると赤アザの子が生まれる~日本の迷信~
赤ん坊の赤アザとは? 昔は赤ん坊のことを、新芽や若葉のように生命力溢れていることからたとえて「緑児(みどりこ)」と呼びました。 しかし、赤アザの子どもと聞いても、あまり聞き慣れないのでピンときません。 医学用語で言うと、血管腫と呼ばれる症状... -
七草粥を食べると病気にならない~日本の迷信~
春の若菜で元気になり邪気を払う 伝統的な食習慣が失われたと言われる現在でも、正月の松飾りがとれる頃には、「春の七草セット」がスーパーなどに並びます。 実際に七草粥を食べる家庭は減っていると思いますが、こういう食習慣が日本にあることは多くの... -
五黄の寅の女は気が強い~日本の迷信~
占いにもあるように生まれた年によって、人の気性が決まってしまうという迷信はいくつかあります。聞いてみるとなるほどよく当たっていると思う内容もあれば、これは自分には当てはまらないなぁと疑問を持つものもあります。また、同じ年同じ月に生まれた... -
元日に掃除をしてはいけない~日本の迷信~
福の神が家の中にあふれる日だからとか、掃除だ新年の準備だと誰もが忙しく走り回ることから「師走」と呼ばれる12月も、大晦日を迎えるとおせち料理の準備やら大掃除の仕上げ、カレンダーの付け替えなど、息つくひまもないほど次から次へと家事が山積しま... -
大晦日の夜に早く寝ると白髪が増える~日本の迷信~
現代は勉強に、ゲームにと子供も忙しい。親も共働きで帰りが遅いときもあります。昔は子供に対して親は「早く寝なさい」とうるさく言ったものです。 しかし12月31日の大晦日だけは、親は子供に夜更かしをいっさい咎めなかったのです。 新年に不幸を迎えな... -
しつけ糸をとらずに着物を着ると死ぬ~日本の迷信~
白い経維子(きょうかたびら)とは、死者に着せる経の書かれた白い着物のことで、背には南無阿弥陀仏などの経文を書いています。経帷子は数人で分担して縫い、縫い糸は止め結びをしないという。経帷子の縫い方から、止め結びをしない縫い方は縁起が悪いと... -
冬至にカボチャを食べると風邪を引かない~日本の迷信~
最初のカボチャは甘くなかった? カボチャと言えばハロウィンをイメージしてしまいますが、収穫時期から3か月寝かせた甘みを増したカボチャが、12月の冬至前にスーパーにたくさん並ぶようになります。 日本にカボチャが入ってきたのは、1542年(天文11年)... -
同じ年の仲間が死んだら耳をふさぐ~日本の迷信~
身の回りで「死」に関する出来事に出会うと、その「死」の穢れを避けようとする風習が日本人にはいくつもあります。「死」にとりつかれないようにと、人は様々な手段で逃れようとしました。そのひとつが、「同じ年の仲間が死んだら耳をふさぐ」という風習... -
くしを投げると縁が切れる~日本の迷信~
些細な意見の食い違いからヒートアップしていく夫婦喧嘩や恋人との喧嘩は、できれば避けたいものですが、お互い感情的になってくると冷静さを失ってしまい、身の回りにあるものを見境なしに投げ合うことさえ起こり得ます。 今では、lineを盗みいて悪事がば... -
「ほうきを逆さまに立てる」と訪問客が早く帰る~日本の迷信~
漫画のサザエさんや昔のホームドラマなどでたまに見ましたが、招かれざる客が訪問してくるとき、ほうきを逆さに立てておくと、その客は早く帰ってくれるという迷信があります。また、家を訪ねた際に玄関にほうきが立ててあると、自分はこの家に招かれてい... -
ミミズに小便をかけるとオチンチンが腫れる~日本の迷信~
貸農園の流行やキャンプブーム、家庭菜園ブームなど、2020年代は屋外で土に触れあう機会が増えてきたように思います。以前は釣りをする時ぐらいしかミミズを目にすることもなくなっていましたが、今はまたミミズを自然にみるようになりました。それでもゲ... -
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか?古事記・日本書紀は宗教書?
なぜ『記紀』が神道の教典になったのか? 神道に経典はなかった 「記紀」とは何でしょう?あまり聞きなれない言葉だから、まったくわからない人も結構いるのではないでしょうか? 記紀とは、『古事記』と『日本書紀』との総称をいいます。つまり『古事記』... -
縁起のことわざ~運気を変える言い伝え~
言葉は違えども人間は「縁起」というものをとても重視します。ゲン担ぎともいいますし、毎日テレビで放送されるランキング占いに気分が左右されるなど、これから起きる「運」を良いものに転嫁したい、悪いツキを祓いたいという思いから「縁起」を気にする...