伝統と地方文化– category –
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太秦・先斗町~面白い京都の地名の由来
古都京都には今でも珍しい地名が、市内の中心部でもそのまま使われています。京都の地名で面白いのは、実に興味深い歴史の時事が地名に反映されているところ。今回は、映画村で有名な太秦と、納涼床と京都一有名な路地である先斗町の由来を考えてみましょ... -
折り紙は、折った折り目折り目に念が入るもの
子供の頃は折り紙で、よく遊んだものです。いつも母が器用にささっと鶴や兜を折る様を横で見ながら、とても感動しました。紙があれば、いつでもどこでもできる折り紙遊び。現代ではまたその良さが見直されてきて、様々な形態の折り方が発表されています。... -
引っ越しそばは、ご近所の絆を深める共食の思想がはじまりだった
今、「引越しそば」の風習を知っている人はどれぐらいいるだろう。年越しそばと勘違いされそうですが、少し前までは新たにお付き合いがはじまる近隣の人びとに、そばを届ける風習がありました。現代では、引っ越しをした時には、タオルやお菓子などを挨拶... -
正式な贈り物につける「のし」の正体は「アワビ」だった!
日本人の贈り物のマナーとして知ってほしい。正式な贈り物には、水引とともに熨斗(のし)をつける習慣があります。こののしは、紅白の紙に「尉斗鞄(のしあわび)」という薄く伸ばして切ったアワビを包んだもの。そう聞いても「あれ?そんなものがついて... -
日本の心〜作法の伝道師 瀧澤先生の想い
日本は島国の小さな国です。小さな島国ですが、季節が四つに分けられ、四季それぞれの豊かな自然を持つ風土があります。隣国の朝鮮半島や中国から多くの人、物資、文化を受け入れて自国の文化を創ってきました。 日本流コミュニケーションの原点 日本は、... -
女の恨み、妬み、嫉み…情感を転移させて浄化する雛人形。人形の扱いを誤ると恨みで呪われるかも?
3月3日は、女の子の節句として人形を飾る風習がある「雛祭り」です。近頃は、「出したり仕舞ったりするのが面倒」だとか少子化の影響で、雛人形を飾る家庭が減ってきているそうです。 単に「季節の飾り物」という認識しか無ければ、そうなってしまうのもし... -
水引の結び目には、贈る人の魂が込められている神聖なしるしという意味がある
お祝儀を贈る際に使う袋や、贈り物を包む際には水引がつけられていることを誰もが知っていると思います。色も紅白なので、何となくそれがおめでたい時に使う「しるし」的なものなのだろうという認識ぐらいはあります。 簡易的なものでは、水引が印刷された...