新しい記事一覧
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盆踊り~祖先を供養するための霊を癒やすダンス
お盆の時期になると、全国の至る所で盆踊りが行われます。もともとは、年に一度、文字通りお盆のときに、先祖の霊がこの世に戻ってきたのを供養するために踊ることを意味します。 盆踊りの起源 盆踊りの原型は、鎌倉時代、時宗の開祖、一遍上人が広めた念... -
てるてる坊主の起源は中国だった!
~♪~てるてる坊主 てる坊主あした天気にしておくれいつかの夢の蜜のように晴れたら金の鈴あげよ~♪~ 毎日雨が気になるこの時期、思い出すのは遠足や運動会の前日でしょうか。白い布やちり紙で「てるてる坊主」をつくって軒下に吊して「あした天気になぁ... -
お盆と孟蘭盆会の行事は日本独特のもの
7月15日を中心とした祖先供養の時期をお盆といい、現在では旧暦の7月に行う地域と新暦の8月に行う地域があります。今ではすっかり8月15日頃というのが定着し、「お盆=夏休み」ということもあり、本来のお盆の意味が薄れてしまっています。このままでは、... -
幽霊とたたり、恐ろしい死霊や生霊の真実とは?
俗に人は死後、幽霊になって現世を彷徨うといいます。幽霊とは、死後の霊魂のことをいい、色もなく形もないものであり、見ることも探ることもできない存在。「幽」とは、「見てはいけないもの」「見えないもの」を意味する漢字です。 古代から死後の霊魂は... -
山鉾と祇園祭
祇園祭の山鉾には、正式には山と鉾の二通りがある。『鉾』は大型で、屋根の上に鉾柱を高く建て、車で曳きます。鉾柱には榊の枝を結びつけます。中に稚児、囃子方や音頭方が乗っています。 『山』は小型で、昔は人がかついでいました。松を建て、中に人は乗... -
夏祭りの起源となった祇園祭(京都市八坂神社)
全国で行なわれている御輿の渡御も、山車の巡行も、祭り囃子もすべては祇園祭から始まったことです。 7月17日(前祭)と24日(後祭)が中心で、一日の「吉府入り」に始まり、31日の「疫神社夏越の蕨い」まで、連日様々な神事・行事がくり広げられ、京都の7... -
祇園祭、夏祭りは厄を祓う「水祭り」である
夏の京都といえば祇園祭です。もともとお祭りと言えば、春と秋に行うのが定番です。それは特に農村部で、稲作と結びついた祭りが中心であるため。だから、夏の祭りの意味合いは、稲作と直接関係の無い厄払いや、魔除け、邪霊送り、虫封じなどが多い。 昔は... -
神々の魂を浄める大松明『那智の火祭り』和歌山県熊野那智大社
熊野那智大社の例大祭で「扇祭り」とも呼ぱる「那智の火祭り」は、毎年7月14日に行なわれます。燃え盛る60キロの重さがある大松明12本が、那智の滝の石段参道を円を描きながら登り降りし、12体の扇神輿を浄める迫力のある神事です。 那智の滝と神武天皇 「... -
狐憑き
日本の怪談の中で、最も知られているのは狐や狸にまつわる怪談です。狐狸という妖怪は、日本固有のものでなく大陸から輸入されたもの。それも1000年以上前から伝わった物とされています。 一般的によく語られるのは「狐憑き」のお話。それだけでもたくさん... -
謎解き七夕伝説
近頃は、「七夕」といえばとてもロマンチックな恋愛物語の点ばかりが注目されています。「七夕」にも深~い意味がありますよ。「七夕」はななゆうと書いて「たなばた」と読みますね。これは「棚機(たなはた)」からきています。そして、お盆前の大事な行... -
七夕の由来
少し前までは、七月七日になると笹の枝を買ってきて各家庭で、願い事を書いた短冊を枝にくくりつけたものです。最近では学校や施設の行事として、短冊を集めて飾っているところがあります。子供が立派に育つことを願う気持ちからつくられた七夕は、どのよ... -
<祓えないもの>を祓う『精麻』
高円宮妃久子さまの次女、典子様と、出雲大社の禰宜(ねぎ)・千家国麿さんの結納にあたる「納采(のうさい)の儀」が4日、東京の高円宮邸で執り行われました。 千家さんが贈った品々は、皇室のしきたりに合わせ、鮮鯛、清酒、白絹布地-の3点。これらは... -
ウォーキングデッド出演の俳優マイケル・ルーカーと日本武道
現在のハリウッドで殺人鬼、極悪人といえばこの人「マイケル・ルーカー」さん。洋画や海外ドラマを見ている人なら、何度もお目にかかっているはず。役柄上、殴ったり蹴ったりという喧嘩のアクションが多い俳優さんですが、その原点は『日本武道』にあると... -
江戸時代の庶民の生活環境が原因で生まれた「暑中見舞い」の習慣
今は数が減りましたが7月から8月にかけて送られてくるはがきは「暑中見舞い」です。年賀状と違ってこちらは、ほとんど廃れてきつつある習慣。言い換えるならFacebookやGoogle+などのソーシャルネットワーク上の「暑中見舞い投稿」に置き換えられているって...