新しい記事一覧
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「十五夜」「中秋の名月」の奇妙な風習
十五夜は旧暦の8月15日の月夜の行事のことです。月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じるので、毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。 旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が... -
神様に好かれる話し方を学ぶことは円滑な人間関係に役立つ
集合住宅などによく見られますが、隣に誰かが引っ越してきても全く気づかないのが普通になりました。昔は隣近所に引っ越しの挨拶をしたものですが、いつからこんなにギスギスした社会になってしまったのでしょうか?神様を敬う礼儀作法が起源となっている... -
衣替えをきちんと行えば春夏秋冬の神様の「気」を取り入れることができる
ちょっと暑くなってきたり、寒くなってきたりすると衣替えをしなきゃと気が焦り出します。面倒だからと言って後回しにしていると、季節外れの衣装をいつまでも着てしまうことになり、ちょっと恥ずかしいものです。日本には季節ごとに神様が存在するという... -
甦りの聖地、熊野神社と熊野信仰
熊野神社といえば紀伊半島にある熊野本宮や熊野速玉大社、熊野那智大社がすぐに思い出されます。交通インフラの発達した現代においても、三社へお参りするのは結構たいへんです。それだけに到着してお参りしたときの何とも言えない幸せな気持ちは、ここな... -
神明社は各地を明るく照らす「お伊勢さん」
稲荷神社や八幡神社と同様に伊勢神宮の分社も全国にあります。西日本より東日本に多く、「お伊勢さん」と呼ばれて地域の人々に親しまれています。各地の神明社には、天照大神がその地に飛んできたことに由来して神社を創建したという伝承が残っています 神... -
諏訪神社、奇祭と神々の力比べ
6年に一度、御柱と呼ばれる4本の杭を立てる御柱祭が行われる諏訪神社は、その1度見たら忘れられない祭りが印象的です。 諏訪神社の祭神は建御名方神(タケミナカタノカミ)です。 大国主命の子であり、狩猟の神、「山の神」といわれます。ただし、「ミナカ... -
大漁旗を意味する海の神が八幡神社として、武勇の神になった理由
全国的に多い神社といえば、お稲荷さんが1番ですが、次に多い神社は「八幡さま」と親しまれている八幡神社ではないでしょうか。八幡神(はちまんしん やはたのかみ)は、神社では誉田別尊(ほんだわけのみこと)、あるいは諡号(死後の贈り名)の応神天皇... -
豪快な張り子が踊る「ねむり流し」。青森ねぶた祭りの起源と伝承(青森市)
巨大で豪快な武者姿の張り子が町を練り、「ラツセラー ラッセラー」の掛け声を張り上げて大勢のハネトが跳ねる。「ねぶた祭り」というと、8月1日~7日にくり広げられる青森市の祭りが有名だが、実は「ねぶた」とは東北地方、特に青森県各地で広く行われて... -
最も身近な人生の相談役となる氏神様の種類と由来
伊勢神宮、春日大社など神社と言えば有名なところのほうが御利益はあるといいます。でも1番大切にしなければならいのは、自分が住んでいる地域の氏神様です。つねに身近に存在し、身の回りで見守ってくれている神様こそ、大切にしなければなりません。 お... -
お稲荷さんで親しまれる稲荷神社と秦氏の関係
商売の神様といえばお稲荷さんとして親しまれている稲荷神社です。暮らしと仕事に密接に関係している御利益が期待できるので、全国に点在し、神社の中では1番多い。しかしその起源は、全く違うところにあった。 稲荷神社の発祥は古代豪族、秦氏の守り神だ... -
江戸の町人文化に学ぶ、自然のおかげ、人様のおかげの精神
会社や職場で働くことは、その機関の歯車のひとつとなって、ただ精一杯無心に業務を全うすればいい。上辺だけの最低限のつき合いで、対人関係の摩擦を避けてドライに人生を歩むことが現代流と、ただお金のため、自分自身の欲求を満たすためだけに働くこと... -
「せっかく」「退屈」「ぐれる」何か報われない様の語源
よかれと思ってやっている行動や考えが報われずにイライラしたり、虚しくなって何もやる気が起きなくなったり、無駄に時間を持てあましていることにやるせない気持ちを覚えたりと、普通に生きていれば誰にでもそんな時があります。「せっかく〇〇〇してあ... -
どんぶりの由来は猫どんぶりにあった?奇抜な語源
牛丼、親子丼、天丼と日本人は丼物が大好きです。うどんやらーめん、お蕎麦などどんぶりは家庭料理にかなり活躍します。この「どんぶり」という食器は、もともと日本にあったものなのでしょうか? 「どんぶり」は山寺の和尚が猫をある入れ物にいれたことか... -
ブ男(醜男)は誇り高く強く、女にモテる男の象徴であった
世の中、イケメンばかりがモテる男の象徴のように言われていますが、イケメンの定義もかなり幅広い。特に今の情報社会の最先端をいく日本では、好き嫌いの基準も多種多様。でもいつの時代もモテる男は、どこか身体全体から「強さ」がみなぎり、人々を魅了...