和の作法– category –
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手紙の表書きに気をつけたい、受取人の敬称の決まりごと
最近では郵便番号と氏名を書いておけば、ほぼ郵便物が届きます。でもせっかくの手紙ですから、封筒には受取人の住所氏名を書く「表書き」をきちんと書きたい。実は「表書き」には、一定の作法があります。これを間違えてしまうと、相手を不快な気分にさせ... -
お礼状を出さない人は薄情な人。相手を思いやる気持ちを言霊に託して・・・
あなたは、お世話になった人にお礼状を書いていますか?相手から何かお世話になったことがあれば、お礼状は出さなければならないと、親の習慣を見て育った人は幸せです。「お世話になる」とは、物品をもらったり、何かお手伝いをしてもらったり、対価や労... -
襖にはなぜ鍵がついていないのか?日本家屋の不思議な風習
日本の部屋を仕切る建具といえば、襖ですね。同じ建具で障子もあります。障子は中国伝来ですが、「ふすま」は日本独特の名称です。 元は「ふすま障子」といわれ、御所の寝所の間仕切りとして使用されました。御所の寝所は「衾所(ふすまどころ)と呼ばれ、... -
手紙を書くときの心得 武家の文書と現代の手紙
今は手紙というより、メールという方が馴染みやすくなりました。でも綺麗な書体で印刷された手紙は、どことなく無機質な印象があります。だから逆に手書きの手紙が、尊ばれている傾向になっています。手書きの手紙には、字の上手い下手はあっても、パソコ... -
挨拶は作法の原点。現代のビジネスマナーも日本人として恥ずかしくない作法を知ることから始まった
人間関係は挨拶で始まり、挨拶で終わると言っても過言ではありません。 挨拶は、もともと仏教用語で、禅宗用語でした。僧たちが質問をしあうことで、お互いの悟りの深さを測る行為。そこから、お互いの心を押して開くという意味になり、庶民にも広がり、会... -
無意味な喧嘩を防ぐための日本人の知恵が正座を生み出した
私は正座が苦手です。日本での暮らしも昔のように畳の上に座る生活から、椅子に座っている時間の方が長くなりました。そのため正座をする機会が少なくなり、改まった席なので正座をするとすぐに足がしびれてしまいます。 しかしこの正座と言う姿勢は、とて... -
お辞儀は相手に敬意をあらわすかたち
普段相手に言い表す時は最初に頭を下げるのが日本人です。これは幼い頃から周りの大人達や親から躾けられて身に付いた大切な習慣です。最初はなぜ頭を下げるのかわからなかったけれども、周りの大人達がお互いに頭を下げて挨拶するのを見て、私たちは自然...