2014年2月– date –
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三月三日「ひな祭り」、別名「上巳の節供」の秘話
三月三日の「ひな祭り」は「上巳の節供」ともいわれています。五節供の一つです。 女の子の節供と決められたのは、江戸時代。それよりずっと昔は女の子だけでなく、男の子もいえ、大人も参加していたのです。 源氏物語にも「曲水の宴」として出てきます。 ... -
女性はなぜ「サバを読む」のか?
女性に年齢を聞くのは、マナー違反と言われます。でも年齢をいわないといけない場面や、女性同士だと言わないのもおかしな話になります。でも女性も二十歳を過ぎると、なかなか本当の年齢は言わないもの。つい2~3歳若く答えてしまうようです。それぐらい... -
自然の呼吸に合わせて旧暦で生きると心身の体内リズムが地球と同化する
年末や、新生活のはじまる前の3月には、新しい手帳を購入したり、カレンダーを新調したりする習慣が誰しもあると思います。 毎日、何を見てもどこを見ても、「今日は何日なのか」という暦を常に意識しながら私たちは暮らしています。暦が無ければ現代の生... -
水引の結び目には、贈る人の魂が込められている神聖なしるしという意味がある
お祝儀を贈る際に使う袋や、贈り物を包む際には水引がつけられていることを誰もが知っていると思います。色も紅白なので、何となくそれがおめでたい時に使う「しるし」的なものなのだろうという認識ぐらいはあります。 簡易的なものでは、水引が印刷された... -
自然万物に神様が宿ると考えた日本人独特の宗教観と八百万の神
日本人は古代から現在に至るまで、「神様」の存在をとても広く考えていて、自然万物のあらゆるもの、現象に、すべて何かの役割を持った神様がいるという独特の宗教観を持っています。 時代の間に、様々な宗教が諸外国から輸入され、キリスト教などに代表さ... -
「祭り」と「祭礼」~祭りは365日行われている~
祭りを聞いて想像するのは、賑やかなお囃子やお神輿または賑々しく執り行われる儀式だと思います。でも、ひな祭りとか端午の節句、七夕なども、祭りなのです。お正月もお月見も、冬至の日にカボチャを食べるのも祭りです。節日(季節の変わり目などに祝い... -
無意味な喧嘩を防ぐための日本人の知恵が正座を生み出した
私は正座が苦手です。日本での暮らしも昔のように畳の上に座る生活から、椅子に座っている時間の方が長くなりました。そのため正座をする機会が少なくなり、改まった席なので正座をするとすぐに足がしびれてしまいます。 しかしこの正座と言う姿勢は、とて... -
絵の具箱から生まれた懐石料理といえば「松花堂弁当」
お弁当といえばキャラ弁や愛妻弁当、幕の内弁当など多様な種類があります。実はお弁当の代名詞といえば「松花堂弁当」といわれます。 松花堂弁当は、中に十字形の仕切りがあり、縁の高いかぶせ蓋のある弁当箱を用いた弁当のことを言います。 でもコンビニ... -
お風呂の石鹸では落とせない!ケガレと、お籠りの儀式
お祭りで神に奉仕する人は、当日までの一定期間は心身を清らかにするために「物忌み」をします。 神はケガレを嫌い、清浄であることを好むからです。もしも祭りの奉仕者にケガレがあれば、神は降臨されず、逆に怒りを買い神罰が下ると考えられています。 ... -
祭り神事は、神様に楽しんでもらう音楽フェスのようなもの
迫力のあるお神輿やたくさんの屋台が並び、人が賑わうお祭りはとても楽しいものです。子供も大人もみんなが笑顔になります。でも祭りの主役は「神様」であることを忘れてはいけません。 だから昔から日本人は祭りの時に、神様にできるだけ楽しんでいただけ... -
ご神木は神様と通信するための電波塔
神社のお祭りに行くと、必ず木が立てられていることに気づいていますか?一番良く見かけるのが幟(のぼり)です。境内で風にはためく幟を見ると、祭りだなぁという感じがします。 でも重要なのは幟の布の部分ではなく、布に通した高い木の柱竿なのです。 ... -
拍手は神の力を招く音霊が宿る
世界を見渡しても喜びを表現したり、気持ちが高揚した時などに、人間は拍手をします。気持ちの高まりにあわせて拍手をするというのもありますが、日本人の場合はもう一つ静かに拍手をする習慣があります。例えば、神社なので神様に敬意を表すときなどがそ... -
お辞儀は相手に敬意をあらわすかたち
普段相手に言い表す時は最初に頭を下げるのが日本人です。これは幼い頃から周りの大人達や親から躾けられて身に付いた大切な習慣です。最初はなぜ頭を下げるのかわからなかったけれども、周りの大人達がお互いに頭を下げて挨拶するのを見て、私たちは自然... -
上座と下座は信頼関係が試される場
社会人になれば大人のマナーとして数人で集まった際に、誰がどの席へ着くが、というのはとても大切なことになります。特に上座と下座のことをよく知っておかないと、相手に不快な気持ちをさせることになってしまいます。 上座と下座とが厳密に区別される正...
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