女性はなぜ「サバを読む」のか?

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女性に年齢を聞くのは、マナー違反と言われます。
でも年齢をいわないといけない場面や、女性同士だと言わないのもおかしな話になります。
でも女性も二十歳を過ぎると、なかなか本当の年齢は言わないもの。
つい2~3歳若く答えてしまうようです。
それぐらいなら、罪のない可愛い嘘です。

さて年齢に関わらず、数字を誤魔化すことを「サバを読む」といいますが、どうして魚のサバがここに出てくるのでしょう?

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鯖(サバ)の鮮度と関係が深かった言葉の由来

数字を誤魔化したいときは、誰しも経験があるものです。
または、数字にうるさい人の前では、鬱陶しく感じて、いい加減に計算して適当に答えてしまうもの。

この時に「サバを読む」といいますが、どんな由来があるのでしょうか。

場所が変わって、仲買人がざわめく忙しい卸売市場。
特に商品が傷みやすい魚の取引は時間が勝負の魚市場では、鯖や鰯などの雑魚を数えるのに手間はとりたくない。

「ひとやひとや、ふたやふたや、みっち・・・」と急いで早口に数えて箱へ投げ込むので、結局のところ正確な数を数えることがありません。

そこから、「鯖読み」とか、「鯖を読む」といえば、数をいい加減にごまかすという意味になったのです。

現代の国語の意味とは違って、昔の日本人が使っていた「読む」という言葉の意味は、「数える」という意味で、万葉の時代からの表現なのです。

ではなぜ「サバ」なのかというと、理由があります。
鯖を早く数える理由については、鯖の生き腐れというくらい、鯖は他の魚に比べて鮮度が落ちるのが早いから。

しかし、市場の中の話なので、実際には商人が数えるときに意識的に数をごまかして、少しでも多く利益をむさぼる場合もあったようです。

鯖の鮮度と女性のサバの関係

鮮度が重視される鯖に例えられたからという理由ではないと思いますが、特に日本は、女性は若い方が価値がある、的な傾向が強いと思われます。

欧米だと海外ニュースや海外ドラマ、映画などを見ても、女性は年齢ではなく、自立してしっかりとした考えを主張できる、人間的に対等な人が恋愛対象になりますが、日本じゃそういう女性は敬遠される傾向にあるようです。

古い企業や男性優位の傾向が強い職場では、「女性の若さ」に価値があると思っている人が、いまだに存在します。

ベテランで仕事の出来るお局よりも、入ったばかりで挨拶もろくに出来ない新人がもてはやされるのは、よく見る光景です。

合コンでも女性が年齢を口にしたとたん男性の態度が変わるということもしばしば。
女性にとって自分は年は気にしない!と頑張ったところで周りがそんな対応をするので、つい保身にまわってしまうのも無理からぬこと。

こればかりは日本男性の幼稚な感性が、引き起こした罪かもしれません。

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