新しい記事一覧
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挨拶は作法の原点。現代のビジネスマナーも日本人として恥ずかしくない作法を知ることから始まった
人間関係は挨拶で始まり、挨拶で終わると言っても過言ではありません。 挨拶は、もともと仏教用語で、禅宗用語でした。僧たちが質問をしあうことで、お互いの悟りの深さを測る行為。そこから、お互いの心を押して開くという意味になり、庶民にも広がり、会... -
お彼岸と祖霊信仰の風習
春分の日は昼夜の長さが同じになります。この日には、お墓参りなど仏事を行う人が多い。古来から日本人には「祖先を敬う」という風習が根強くありました。そこに仏教思想が加わって、現在のようなカタチになりました。 仏教伝来以前の古代日本から続いてい... -
女の恨み、妬み、嫉み…情感を転移させて浄化する雛人形。人形の扱いを誤ると恨みで呪われるかも?
3月3日は、女の子の節句として人形を飾る風習がある「雛祭り」です。近頃は、「出したり仕舞ったりするのが面倒」だとか少子化の影響で、雛人形を飾る家庭が減ってきているそうです。 単に「季節の飾り物」という認識しか無ければ、そうなってしまうのもし... -
春分の日と秋分の日の意味と由来
私たち日本人は、季節感をとても重視しながら暮らしています。特に春夏秋冬の季節の変わり目を大切な節目として考え、心身ともに健康な状態で次の季節に移行できるようにしています。 中でも一番気にするのは、寒い冬から待ち遠しい春になる春分の日と、冬... -
三月三日「ひな祭り」、別名「上巳の節供」の秘話
三月三日の「ひな祭り」は「上巳の節供」ともいわれています。五節供の一つです。 女の子の節供と決められたのは、江戸時代。それよりずっと昔は女の子だけでなく、男の子もいえ、大人も参加していたのです。 源氏物語にも「曲水の宴」として出てきます。 ... -
女性はなぜ「サバを読む」のか?
女性に年齢を聞くのは、マナー違反と言われます。でも年齢をいわないといけない場面や、女性同士だと言わないのもおかしな話になります。でも女性も二十歳を過ぎると、なかなか本当の年齢は言わないもの。つい2~3歳若く答えてしまうようです。それぐらい... -
自然の呼吸に合わせて旧暦で生きると心身の体内リズムが地球と同化する
年末や、新生活のはじまる前の3月には、新しい手帳を購入したり、カレンダーを新調したりする習慣が誰しもあると思います。 毎日、何を見てもどこを見ても、「今日は何日なのか」という暦を常に意識しながら私たちは暮らしています。暦が無ければ現代の生... -
水引の結び目には、贈る人の魂が込められている神聖なしるしという意味がある
お祝儀を贈る際に使う袋や、贈り物を包む際には水引がつけられていることを誰もが知っていると思います。色も紅白なので、何となくそれがおめでたい時に使う「しるし」的なものなのだろうという認識ぐらいはあります。 簡易的なものでは、水引が印刷された... -
自然万物に神様が宿ると考えた日本人独特の宗教観と八百万の神
日本人は古代から現在に至るまで、「神様」の存在をとても広く考えていて、自然万物のあらゆるもの、現象に、すべて何かの役割を持った神様がいるという独特の宗教観を持っています。 時代の間に、様々な宗教が諸外国から輸入され、キリスト教などに代表さ... -
「祭り」と「祭礼」~祭りは365日行われている~
祭りを聞いて想像するのは、賑やかなお囃子やお神輿または賑々しく執り行われる儀式だと思います。でも、ひな祭りとか端午の節句、七夕なども、祭りなのです。お正月もお月見も、冬至の日にカボチャを食べるのも祭りです。節日(季節の変わり目などに祝い... -
無意味な喧嘩を防ぐための日本人の知恵が正座を生み出した
私は正座が苦手です。日本での暮らしも昔のように畳の上に座る生活から、椅子に座っている時間の方が長くなりました。そのため正座をする機会が少なくなり、改まった席なので正座をするとすぐに足がしびれてしまいます。 しかしこの正座と言う姿勢は、とて... -
お風呂の石鹸では落とせない!ケガレと、お籠りの儀式
お祭りで神に奉仕する人は、当日までの一定期間は心身を清らかにするために「物忌み」をします。 神はケガレを嫌い、清浄であることを好むからです。もしも祭りの奉仕者にケガレがあれば、神は降臨されず、逆に怒りを買い神罰が下ると考えられています。 ... -
お辞儀は相手に敬意をあらわすかたち
普段相手に言い表す時は最初に頭を下げるのが日本人です。これは幼い頃から周りの大人達や親から躾けられて身に付いた大切な習慣です。最初はなぜ頭を下げるのかわからなかったけれども、周りの大人達がお互いに頭を下げて挨拶するのを見て、私たちは自然... -
なぜ?日本人は祭り好きなのか?
いつの時代も日本人は、お祭りが大好きです。それはただ単に祭り騒ぎが好きだって言うんではなく、お祭りと言うセレモニーの中に、日本人の信心深さ、神様に対する姿勢の物語が受け継がれてきたからです。 今では神事に関係なく何かと特別な催し物と言うだ...