6月10日は時の記念日です。
天智10年4月25日、グレリオ暦では671年6月10日に水時計が設置されたことに由来しています。
斉明天皇時代に日時計が設置されたのが、日本初の時計だそうですが、正確な日が不明のため、天智天皇時代の水時計設置の日が使われました。
当時使用されていた時刻は、夏も冬も一定の時を刻む定時法でした。現代と同じです。
時代劇に出てくるような、日の出から日没の間を等分する不定時法は、戦国時代の混乱期
定時法が使用できなくなって、代用に取り入れたものです。
江戸時代には機械仕掛けの時計をできていたのに、わざわざ不定時法を使用していたのだそうです。
さて、「時の記念日」は「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善、合理化を図ろう」と日本
国民によびかけ、時の貴重さを意識するように設けられたようです。
ん?日本国民は世界で一番時間を守る民族らしいけど。
「時泥棒」という言葉があるように、待ち合わせの時間を守らない人は、お相手の貴重な時間を奪っていることになります。
そして、「時」は決して戻らないのです。
昨今は、携帯電話の普及で、時間にルーズになっているという指摘もあります。
確かに、携帯電話があれば遅れそうになったら、メールでもすぐに相手に連絡できますものね。
便利になって、人間性がルーズになるなんて少し寂しいですね。
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