末の子がスリコギを持ちたがると男子が生まれる~日本の迷信~

末の子がスリコギを持ちたがると男子が生まれる

昔から日本の家族は、とにかく長男を切望する傾向にあります。

その理由は、家系を絶やさないようにするために…、家業を継がせるために…ということで日本では生まれてくる家族に男子を欲しがる傾向が強い。

しかし、天皇家を調べると昔は女性の天皇が存在していましたが、現代ではそれは歓迎されず跡継ぎはどうするのか?と大問題になっています。
家を継ぐ者は、男子でなければならないというのが、長きにわたる日本の鉄則らしい。

今では女子が生まれると、大人になったら手放さなくてはならない時がくるから嫌だとか、他の男性の所有物になるのは我慢ができないという親もいます。

少子高齢化の現代になっても、産婦人科で男女産み分けをしてまで、何とか男の子が欲しいという家族もいるという。

しかし、遺伝子操作までしては神の領域を侵すことになり、100%うまくいくとは限りません。
そんな環境でもし娘が生まれたら、不幸な人生を歩みそうです。

昔から男子が欲しい家族に向けて言い伝えられてきたのが「末の子がスリコギを持ちたかると男子か生まれる」という迷信です。

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スリコギから連想されるモノと言えば……

昔から日本では、末っ子が台所用品であるスリコギを持ちたがると、次の子は男子が生まれると信じられてきました。

科学的根拠はまったくありませんが、男性のシンボルを連想させるスリコギの形がこの迷信を呼んだ一因だといわれています。

もう一つは、最初は女の子でも次は男の子が生まれるという希望を女性に与えることができればと思った人が言い出したという説。新たにもう一人子どもを作ることにためらいを持っていた夫婦にも、励みが生まれるという理由です。
新しい生命の誕生を促す意味でも、この言い伝えが広く流布されたと推測できます。

男女産み分けについての迷信は、ほかにもあります。
その一つが、女の子ばかりが生まれる家で、次に男の子が欲しければ「アグ」「アグリ」といった名前をつければいいというもの。

そのほかに、夫婦の年齢に1を加え、3で割りきれると女、余りが出ると男というものもあります。

いずれの迷信も気休めかもしれませんが、昔の女性にとって男の子を生むことは自分の存在価値を家庭内で高める大仕事だったのです。しかし現代の医学をもってしても、男女産み分けは完全には確立していない。いや、するものではないと思います。

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