仏教とキリスト教と神道の葬儀の流れと葬儀作法の基礎知識

葬儀

日本には仏教、神道、キリスト教など世界の宗教が混在しています。とくに代表的な3つの宗教の葬儀の流れについて記しておきたいと思います。

知人の葬儀にやってきたもののなんだかなんだか様子が違う…あぁ宗教が違うからこうなってるんだと気づくまでわからず。少しだけでも知識として頭に入れておくと、いざというときに慌てなくてもすみますよ。

臨終直後の手続き

病院で亡くなった場合は、臨終に立ち会った医師(自宅で亡くなった場合は死亡を確認した医師)に「死亡診断科」を書いてもらいます。

事故死や自殺の場合は、警察医や監察医による検死が必要なので、警察に連絡します。この場合、死亡診断書ではなく「死体検案書」が交付されます。

死亡診断書や死体検案書は、葬儀後の諸手続きや相続税の申告などに必要になります。必ずコビーをとってから、役所に提出するようにしましょう。

火葬するために必要な手続き

医師から死亡診書を受け取ったら、必要事項を記入した死亡届を、死亡した日から7日以内に役所へ提出します。死亡届を提出しないと、火葬に必要な「死体火葬許可書」が交付されませんので注意してください。火葬の際にはその許可証を火葬場に提出します。火葬終了後に「埋葬許可証」が交付されます。

最初に知っておきたい「死後」に対する考え方の違い

●仏教の場合→輪廻転生の考えから四十九日を経て極楽上で来世が決められます。

●キリスト教カトリックの場合→死は始まりであり故人が生前に犯した罪について赦しを乞い、「死者は神に委ねる」と言う考え方があるため、故人の復活を願い、神へ祈りを捧げます。

●キリスト教プロテスタントの場合→「死者は神のもとで安らかになる」という教えから、神に祈りを捧げて遺族を慰めるという安らぎへ祈りを捧げます。

仏教ではお通夜と告別式のときに聖職者にあたるのは「お坊さん」「住職さん」が呼ばれてお経をあげられますが、キリスト教の場合はどうするんですか?

キリスト教には通夜はありません。カトリックでは葬儀と告別式が別々に行われて、聖職者は「神父さん」が呼ばれて、礼拝の際に聖歌を歌います。プロテスタントの場合は、葬儀と告別式はひとつにされて、聖職者は「牧師さん」が呼ばれ、パイプオルガンによる演奏と、牧師の説教前に故人にまつわる、略歴や在りし日の姿などが語られます。
さらに仏教の「お香典」は、キリスト教では「献花料」となるので、表書きの「御霊前」は「献花料」となりますから気をつけてください。
仏教の「お焼香」もキリスト教では「献花」となります。

知人の葬儀がキリスト教式だったと当日知って、常識的な礼儀だと思って「お悔やみの言葉」を伝えたらあとから間違っているよと指摘を受けたんだけどなぜ?

キリスト教の葬儀ではお悔やみの言葉を伝えてはいけません。カトリックであれば「ご遺族の上に、主の慰めがありますように…。」、プロテスタントであれば「安らかな眠りをお祈り申し上げます。」と言葉をかけます。

仏式葬儀の流れ

仏教の葬儀は日本国内では一番多い葬儀の基本形です。ただし仏教の宗派によって若干の違いがあると思いますので、もしもお寺の檀家になっていたり、代々信仰してきた宗派があるのなら事前に寺や葬儀会社に確認しておくほうが良いでしょう。

【1~2日目】

●臨終
末期の水>湯灌>死化粧>死装束>枕飾り>枕づとめ

●納棺

●通夜
①一同着席 ②僧侶入場 ③僧侶読経 ④焼香 ⑤僧侶退場 ⑥喪主挨拶 ⑦通夜ぶるまい

【2~3日目】

●葬儀・告別式
①一同着席 ②僧侶入場 ③開式の辞 ④僧侶読経・引導渡し ⑤弔事(ちょうじ)朗読・弔電披露 ⑥読経 ⑦遺族焼香 ⑧会葬者焼香 ⑨僧侶退場 ⑩喪主挨拶 ⑪閉式の辞

●出棺・火葬
最期の対面>釘打ち>出棺>納めの義>火葬>骨揚げ

●遺骨迎え・精進落し

【3~6日目】

●あいさつまわり
葬儀後のあいさつまわり・会葬礼状郵送

【7日目~1年目】

●忌日法要(きにちほうよう)
初七日、四十九日、百か日

【1年目~】

●年忌法要(ねんきほうよう)
一周忌>三回忌>七回忌>十三回忌>十七回忌>二十三回忌>二十七回忌>三十三回忌

キリスト教式葬儀の流れ(カトリックの場合)

【危篤時】

●終油の秘跡

【1日目】

●納棺式
祈り>聖書朗読>聖歌合唱

●通夜の集い
聖水>祈り>聖歌合唱>聖書朗読/神父の説教など

●茶話会

●出棺

【2日目】

●葬儀ミサ
神父(司祭)の言葉>聖歌合唱>祈り>聖書朗読

●告別式
弔辞朗読>弔電披露>遺族代表のあいさつ>献花>聖歌合唱

●出棺

●火葬
聖歌合唱>祈り>骨揚げ>茶菓でもてなし

【3日目】

●追悼ミサ
三日目>七日目>三十日目

●昇天記念のミサ
一年目

キリスト教式葬儀の流れ(プロテスタントの場合)

【危篤時】

●聖餐式(せいさんしき)

【1日目】

●納棺式
牧師の祈り>賛美歌合唱>聖書朗読

●前夜祭
聖書朗読>祈り>牧師の説教>賛美歌合唱>献花

●茶話会

●出棺

【2日目】

●葬儀
牧師による開会の辞>賛美歌斉唱>聖書朗読>遺族のあいさつ>献花

●出棺

●火葬前祭
聖書朗読>祈り>賛美歌合唱>骨揚げ>茶菓でもてなし

●昇天記念式
一か月目>命日

神式葬儀の流れ

【1日目】

●末期の水

●枕直しの儀
枕飾りを整え、故人の安らかな死を祈る

●帰幽奉告の儀(きゆうほうこくのぎ)
死者が出たことを神社へ連絡し、神様に奉告してもらう

●納棺の儀
出棺までの間、柩前日供(きゅうぜんにっく)の儀を行う

●通夜祭

●遷霊祭(せいれいさい)

●通夜ぶるまい

【2日目】

●葬場祭
手水の儀>修祓の儀(しゅばつのぎ)>献饌(けんせん)>奉幣(ほうへい)>祭祀奏上>しのび詞奏上>弔辞・祝電披露・玉串奉奠(たまぐしほうてん)

●祓除の義(ふつじょのぎ)

●火葬祭

●骨揚げ

●帰家祭

【3日目~】

●霊祭
霊祭(翌日祭)>十日祭>(二十日祭)>(三十日祭)>(四十日祭)>五十日祭>百日祭>一年祭>二年祭>三年祭>五年祭>十年祭

宗教や宗派の葬儀の違いはあるものの、今後はあってないようなものになるかのしれない

日本人の宗教観は海外からみれば優柔不断と映るらしい。古代から多神教が根強い日本の特長でもあります。

それが現代でも「神仏習合」という概念として生きて、なにか祈りたいことがあると寺で仏に祈ることもあるし、近くに神社があれば神様に祈り、別に誰に祈るかというのはこだわりがありません。

何を信仰していても神社や寺や教会行って、心が楽になるのであればそれで良いではないか・・・というのが現代人の宗教観です。

これからの葬儀のスタイルも時代に応じて、宗派にとらわれずに変化していく気がします。

葬儀はいつ自分の身内に起きるのかわかりません。
人はいつかは必ず亡くなります。前もって準備をしておくことで、慌てなくて済むことは間違いありません。
そう思ったときに、では何を準備すればいいのでしょうか?
あなたが葬儀に関して疑問があることは何ですか?

●葬儀社はどこでも24時間対応してくれるのだろうか?急に連絡しても良いのだろうか?
●近隣の葬儀社がどこにあるのか?住所も連絡先もわからない
●病院や警察から「遺体の移動のみお願いしたい」が葬儀社に依頼できるのだろうか?
●病院で葬儀社を紹介されると聞いたが、紹介された所は断って自分で探してもいいのですか?
●葬儀費用が葬儀社によって異なると聞くので、何社か見積もりをとっても失礼にならないだろうか?
●自分に条件にあった葬儀社を探すのは大変なので、葬儀社探しを代行してくれるところはありますか?

これらの疑問の答えはこちらのページを御覧ください。
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