お買い物と外食時の常識的な作法

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試着はひと言断って

洋服を選ぶとき、次から次へと商品を手にとり、しかも、その場に放り出していくような人を目にすることがあります。

「お客だから、何をしても許される」と思っているとしたら、勘違いもいいところ。

お店とお客、それぞれの立場でマナーにかなったおつき合いが成立してこそ、よい買い物ができると考え直しましょう。袋に入っている商品を取り出して見たいときは、お店の人に一声かけるのがマナーです。

試着するときも、お店の人に断ってからが礼儀です。次から次に試着し、試着室を一人でふさぐのもマナーに反します。お店の混み具合にもよりますが、普通、二、三枚くらいの試着がいいところでしょう。

一軒のお店で何品か求める場合は、できるだけ一度で会計がすむように、まとめて会計をお願いするのが心づかいです。

カゴに入れた商品を戻すなら必ず元の場所に

スーパーで、カゴやカートに一度、取り込んだ商品は、原則として戻すことがないようにしたいものです。

生鮮食料品など、人の手にふれたものを戻すのは衛生管理の面からいっても避けたいものです。やむをえずに戻す場合は、面倒でも置いてあった場所まで戻ります。

スーパーでは、冷蔵ケース、冷凍ケースなどを使い分けています。いい加減なところに戻されると商品分類が混乱するばかりか、温度管理が徹底できないので、不良品扱いになるからです。

テーブルサイズの話し方を意識する

最近は、高級レストランや料亭が、ランチタイムに比較的手頃な価格のサービスメニューを用意して、人気を集めているようです。

しかし、値段が安いからといって、お店そのものの雰囲気が変わるわけではありません。お互いのお皿を交換したり、話に夢中になるあまり声高になるのはマナー違反。お店の格にふさわしい、エレガントなマナーで食事を楽しむようにしましょう。

なごやかに談笑しながら食事を楽しむのはいいのですが、女性同士の気楽さから、ついつい、声が大きくなっていませんか。

ョ-ロッパでは、「テーブルサイズの話し方こそ、いちばんエレガント」という表現があります。自分のテーブルを囲んでいる人には十分に聞こえるけれど、周囲にはあまり響かない声で話す、という意味です。

食事中に大きな口をあけて笑いころげるのもとても上品とはいえません。むしろうつむきかげんで、口を軽くおさえて笑うようにしましょう。

「店内で記念写真」は、お店の人に頼む

誕生日や記念日などの集まりで、記念写真をとりたいと思うことがありますね。しかし、一歩建物の中に入ったら、写真撮影がOKかどうか、お店側に尋ねてからにするのがマナーです。

とくに食事をするスペースで写真をとる場合は、お店の人に声をかけ、シャッターを押してもらうといいでしょう。こうしたケースに慣れているので、周囲の人が入らないような角度で上手に撮影してくれます。

めったにこないようなおしゃれなレストランだから写真をとっておきたい、という場合も、「学生時代の友人と久しぶりに会ったので」というように、適当な口実をつくって、ギャルソンに依頼するとスマートです。

幅いつぱいに広がって歩かない

話に夢中で、気がつくと数人で横一列に並び、道幅いっぱいになって歩いていた・・・。

こうした歩き方は、他の人の行く手をふさぐことになり、ハタ迷惑もいいところです。いうまでもなく、マナー違反です。

「人の振り見て、我が振り直せ」という言葉がありますが、街でこうした光景を見かけたとき、あなた自身はどう感じるか。そう考えてみれば、答えは明らかでしょう。道もデパートなどのお店の中も、公的な空間なのです。あくまでも、他人の迷惑にならないことを第一に考えた行動が求められます。

親しい友だちでも強引に買い物をすすめない

親しい友だちとショッピングに行くのは楽しいもの。でも、友人が買おうかどうか迷っていると、|‐絶対おすすめよ。私だったら、すぐに買っちゃうわ」など口をはさみ、強引に仕切ろうとするのはあまり品のいい印象ではありません。

友人が買い物をしているときは、自分は一歩引いて待っているのが、ほどよいポジションです。「これ、どうかしら」と意見を求められたら、初めて、「そうね、似合うと思うわ」などと自分の意見をいうようにしましょう。

ただ、こうした場合は本音で話すのがいちばん。あまり似合わないものなら、「あなたには、こちらのほうが似合いそう」と別のものを選んですすめるか、「そうね、あなたのカラーじゃないみたい」のように、似合わないことが伝わるようにしましょう。

サンプルは「ご自由にお持ちください」でも基本は一人一個

売場に備えてある新製品のサンプル、試供品・試食品などが「ご自由にお持ちください」となっていれば、欲張ってごっそり持って帰りたくなるかもしれませんが、ちょっと待って。「自分さえよければいい」という行動は下品です。

「ご自由に」イコール「好きなだけ」ではありません。基本的には、一人一個。これが大人のスタンスです。

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