近くの公園に行くと桃の花が見られるようになりました。
3月11日から七十二候の「桃始笑(ももはじめてさく)」です。
今日から桃の花が、咲き始めますよという意味です。
目次
日本の桃の起源
桃の原産国は中国で「毛毛(もも」と呼ばれるたくさんの毛で覆われた果実で、弥生時代に渡来したと伝わっています。
しかし、私達が食べているような甘い桃の実はならず、もっぱら観賞用や薬用(漢方薬など)に使われていたそうです。
中国で桃の実は、不老不死の仙果として考えられていました。
美味しく甘い桃の実が栽培されるようになったのは、明治時代からです。
岡山の大久保重五郎氏が明治32年に、新種の白桃を発見したことがはじまりです。
缶詰の桃は普通の桃ではありません
ちなみに缶詰などでよく見る黄色い桃ですが、あれは中国の桃がアメリカのカリフォルニア州で品種改良された桃が使われています。
缶詰にされた白い桃は、アメリカ産の黄桃と日本産の白桃をかけ合わせて品種改良された缶詰専用の品種が使われているそうですよ。