イモリの黒焼きは惚れ薬~日本の迷信~

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惚れ薬を切望したのは秦の始皇帝が最初?

いつの世においても、数多くの女性を手中に収めたいと欲する男性は尽きないようです。
最近はSNSや出会い系のアプリを通じて、簡単に多くの女性と知り合える機会が増えて賑わっているようです。
ウイルス感染症の影響でイベントや合コンなどで出会う機会が少なくなり、気軽に付き合える相手を見つけにくくもなっています。

しかしインターネット上で知り合って実際に会う約束ができたとしても、そこから先は相手に好まれるように関係を築いていかなけらばならない。
今もあるかもしれませんが、自信のあまり無い男性は「惚れ薬」に頼ることもあるようです。

江戸時代からある「イモリの黒焼きの惚れ薬」

江戸時代には、イモリを黒焼きにして粉末状にしたものを、自分の肌着の襟に塗りこんだり、女性に飲ませたりした男性がいたという。

古典落語にも題材として登場したり、井原西鶴の『好色五人女』の中にも、好きな女性がなびいてくれる媚薬であると紹介されています。

昭和に至ってからも戦後までは、性具店で販売されていたという記録か残されているこの婚薬、ただ単にイモリを黒焼きにすればいいというものではありません。

竹筒の中にイモリのオスとメスを別々の節の中に入れ、オスとメスが自分たちを隔てている節を噛み砕いて交尾できたところで黒焼きにしなければならなかったという。
民間信仰の呪術のような、手の込んだ演出と手間がかかる工程です。だからこそ信憑性が高まるとも言えますが。

イモリのオスとメスから抽出されたホルモンが、精力剤として絶大な効果を発揮すると信じられたのですが、はたして肝心の婚薬効果があったかどうかはまったく疑わしい。

竹の節を一晩で噛み砕いてまで互いを求め合う、イモリの旺盛な性欲にあやかろうとしただけではないでしょうか?

性文学研究家によると、イモリを使った媚薬製造を最初に始めたのは、秦の始皇帝だという。
もっとも、始皇帝の周囲には自分に奉仕する数多くの宮女がいて、その浮気防止のために、この秘薬を製造させました。この秘薬を塗った女性が浮気をすると、体にその証拠が浮かび上がったというのです。
それがいつしか、女性をその気にさせる媚薬として男性の間で広まり、実際に利用されるようになっていったという。

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