一日を元気に健康的に過ごしたいなら、朝食は抜かないことです。
朝食も昔ながらのごはんから、今はパンやシリアルなど多様な食事内容になっています。
そしてどれにも共通するのが「早く食べられること」です。
忙しい朝に、ゆっくりと時間をかけてよく噛んで味わいながら食べるなんて悠長なことはやってられません。
そんな余裕のない日常の人が、はたして仕事で成功するでしょうか?
無作法なうえに栄養学的にも不健康な朝食
朝食はご飯という人の中には、通勤、通学の時間の関係から急いで朝食を食べなければならないときに、ご飯に味噌汁をかける、通称「ねこまんま」で済ましていませんか?
また食パンをジュースやコーヒーに浸けて食べていませんか?
忙しいからという理由だけではなく、食欲がないときにも、味噌汁をかけたほうが、ご飯が進むために胃に流しこむような食べ方は、見た目にもとても下品です。
日本では昔から、朝食のときにご飯に味噌汁をかけて食べる人は出世しないと言われてきました。
農家の方が1年かけて大切に育てた米を主食としてきた日本の食文化の中で、ご飯に味噌汁をかけて食べる行為そのものが、無作法な食べ方だとされているのです。
そんな無作法な食べ方をする人間が、社会的に高い評価を受けるわけもなく、出世できないと言われてしまうのも無理はありません。
朝が忙しいのはなぜですか?
現代社会でも、朝食は一日を始める大切な食事として考えられています。
だから、朝から慌ててご飯をかきこむような人間は、計画性のない人間だと見られます。
静かに物事を進めることを是とする日本人の国民性が、朝食の味噌汁かけご飯など飲み込んで終わりの食事を見苦しいものと判断してしまうのでしょう。
それをスマートな現代人の生活スタイルというなら、何か間違っているという気がしてならない。
科学的な側面から見ても、味噌汁のかけご飯や胃に流し込む食事は、良い食事と言えません。
しっかりと噛むこともなく、サラサラと胃の中へ流しこむわけだから、胃への負担は重くなるのです。
噛まないといことは、歯にも影響がでてきます。噛むことで脳を刺激させて発想力を高めたり、かみ合わせがよくなることで、整体バランスが取れたりしますから、それらをすべて放棄することになるのです。
さらにはおかずをしっかりと食べないので、摂取する栄養のバランスが悪くなります。
このことが直接仕事に悪影響を及ぼして出世を妨げるかどうかは不明ですが、簡単に片づけては損をする、現代にも通用する迷信だと言えます。