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贈り物の起源は、神様への捧げ物だった。いつまでも敬う心を忘れずに
感謝やお悔やみなど、その方への気持ちを形に表わしたものが贈り物です。贈り物はもともと、神様への捧げ物でした。それがやがて、お中元、お歳暮というように、お世話になった方に贈るようになったのです。 収穫物を神様にお供えし、感謝の気持ちが贈り物... -
弘法も筆の誤りの意味と驚きの真実!
どんなにその道のベテランでも時には失敗するという意味を戒めたことわざとして、よく使われますが、いったい弘法大師が何を誤ったのか?その真意をご存じでしょうか? 弘法とは、真言密教を日本に伝え広めた弘法大師・空海のことで、空海は平安時代初期に... -
お祭りの醍醐味、おみこしと縁日の由来
ワッショイワッショイと町内を回ってくるおみこしは、世代を問わず胸が高鳴るものです。子供の頃はみんなでお祭りのはっぴを着て、おみこしを担ぐ大人を見てとても憧れたものです。おみこしがあるとお祭りという行事が「神事」であると意識することができ... -
「どうぞ」「ありがとう」「失礼します」の三つがよい人間関係の要
人間関係を円滑にする作法の基本は、相手を敬う姿勢と意識に尽きます。しかし日本人は、そういう気持ちを直接言葉で伝えることが苦手です。もし良好な人間関係を築きたい、誰からも好まれるような人になりたいと思うなら、敬う気持ちを言葉に表すことが必... -
日本に伝わる行儀作法の三原則
今の社会では大人も子供も常識がない、行儀がなっていない、という声をよく耳にします。でもそう言っている大人たちは、果たして行儀作法ができているだろうか?また行儀作法を他人や子供に伝えているだろうか? 昔は社会生活から日常生活に至るまでの行儀... -
和の作法「訪問先の部屋に通された時の振る舞い方」
訪問先の玄関を上がったら、部屋に通されるまでの振る舞い方も大切です。親しい間柄でも、そうでなくても、もし相手がご家族とお住まいなら、知らないうちに見られて品定めをされているかもしれません。気を抜かずに、とはいえリラックスして対応しましょ... -
「とばっちり・ちゃらんぽらん・くだを巻く」ちょっと迷惑な様子を表現した日本語の語源
社会生活を営んでいると他人との絡みで迷惑を被ったり、逆に迷惑を掛けることになったりすることがあります。そんな時につい口をついて出てしまう言葉や、そんな様子を表現する言葉が日本にはあります。普段何気なく使っている言葉でも、その由来を知ると... -
「黄昏(たそがれ)」の語源と夕陽の謎
夕方、太陽が沈んで徐々に暗くなっていくほんの一時の間、その日の出来事や想いを振り返りつつ、ただその場の空気を味わう。明日はどんな1日だろうか?今日に満足できただろうか?実に様々なことを想ったり、逆に何も考えずに無心で空を眺めていたり、この... -
お葬式のしきたりと和の作法(3)
お葬式に伴う風習として、お布施や香典などお金にまつわるものがあります。人付き合いが希薄になってきている風潮の現代では、金額に迷うことも多いようです。お葬式自体も最近は業者任せになっていることがほとんどで、病院から葬儀会社に連絡が行って、... -
うんこにおまる、とんちんかん、普段疑問に持たない言葉の語源は面白い
色や臭いが健康のバロメーターと言われる「うんこ」という言葉。文字にするとなんだか可愛らしいですが、普段から何気に使っている言葉の語源を調べると面白い。またトイレに一人で入れなかった幼い頃に使っていた「おまる」。語源はきっとその丸い形から... -
ご飯は盛るものか、それともよそうもの?ご飯の作法とは
ご飯を炊飯器などからお茶碗に入れる時のことを、「盛る」と言うのか、「よそう」と言うのか、どちらが正しいのでしょうか?大盛り中盛りという言葉があるので、やっぱり「盛る」が正しいのか? ご飯を「よそう」の粋な語源とは?. 昔から日本の家庭に見... -
女人禁制と女の穢れの関係
今は山ガールで賑わう富士山も江戸時代までは女人禁制でした。今でも女人禁制の山があり、お祭りのしきたりなどが残っている地域があります。女性差別の古い風習に捕らわれてはいけないと声を荒げる人々もいるようですが、日本の歴史を振り返ると女性の天... -
お葬式のしきたりと和の作法(2)
お葬式の準備が整うと、最初にお通夜が行われます。親類縁者、知人友人、仕事の関係者などに連絡がいき、参列できる人のみが急いでやってこられます。最近では場所や費用、手間などの理由で、お葬式が全て終わって落ち着いた段階で、連絡だけしておくとい... -
お葬式のしきたりと和の作法(1)
人間は生まれてから死ぬまでの間に、多くの儀式を経験します。冠婚葬祭はその代表的なものですが、なかでも「慶事と弔事が重なるときは、弔事を優先しろ」といわれるくらい、死者を弔い、冥福を祈ることを重要と考えてきました。 死者を弔うにあたっては、...