「道楽」とは仏道で得た悟りの楽しみのこと。道楽の語源

道楽息子は放蕩息子ともいうように、怠け者や身持ちのよくない人間をさします。
「女道楽」や酒、賭け事にうつつを抜かすのは「道楽者」。
このように「道楽」という言葉は、好ましくないニュアンスで使われることも多い。
古から人の生活に欠かせない「鶏」は「庭つ鳥」の意味

田舎に行くと朝、どこからともなくコケコッコーの声で目覚めることがあります。
そうで無くても日常的に卵を食べたり、卵を使った料理を食べている私たちにとって、鶏は鳩と雀と同じくらい身近な鳥類です。
そんな鶏と日本人の関 ...
砂糖気のない不味い「大福餅」って?

「大福餅」といえば、甘党の人が目を輝かす、庶民的な和菓子の代表ということになる。
じつはこの「大福餅」、もともとは「腹太餅」と呼ばれ、味のほうも砂糖気のない、現在のものとはまったく違った菓子であった。
「腹太餅」は ...
案山子(かかし)は田んぼの神様

「山田の中の一本足のカカシ」や畑のまん中に、背筋を棒で支えられ、稲穂やトウモロコシの背よりも高くかかげられている案山子。
稲が育ち実をつけるようになると、24時間立っているわけにはいかない農家のために、鳥避けの番をしてくれる頼 ...
初対面乗り切る会話術(緊張は誠実な印象、相手のニーズほめて引き出す)

ビジネスでは、初対面で取引先などに与える印象が、その後の仕事を左右することが少なくありません。
一方で初めて会う時は緊張したり、話す内容に悩んだり、苦手と感じる人は多いものです。
初対面にどんな準備をし、どう対応をすれ ...
マグロなのになぜ「鉄火丼」「鉄火巻」と「鉄火」と言うのか?

マグロ丼、マグロ巻きと言わずに、どうして「鉄火」という言葉を使っているのでしょうか?
「鉄火」と聞くと、焼き入れして真っ赤になった鉄の状態をイメージしますが、その赤い色をマグロの身の色に例えたのでしょうか?
そうとも考 ...
ちょっと問題な行動に関する言葉の語源「しけたつら」「自棄」「うやむや」

人の行動や表情を見て思わず言ってしまう言葉があります。
とくに迷惑な行動をする言葉には、意外な由来があるものです。
日頃から無意識に使っている言葉も、ちょっと調べてみると面白い。
『しけたつら ...
「羊羹(ようかん)」は熱い吸いもののことだった?

「羊羹」といえば和菓子の羊羹が思い浮かびます。
でも現在のような練り羊羹の形になったのは、安土桃山時代になってから。
羊羹のもともとは、中国で作られた「羹(あつもの)」で、ことわざにあるように熱い吸い物の意味になり ...