2015年5月– date –
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葬儀の出棺と精進落とし
近年まで告別式直後に、会葬者の会食が行なわれていました。これは故人との別れの宴会とされるもので、「出立ちの膳」や「出立ちの飯」とよばれていました。 しかし現在では出棺のあとではなく、遺族が火葬場での行事を終えて帰ってきたところで会食が行な... -
葬儀と告別式の意味
告別式は、故人の関係者をひろく招いて、故人との最後の別れを惜しむ公的な儀式です。 現在では、「告別式」が「葬儀」や「葬式」と混同されるようになっていてよくわからずに参列している人もいるようです。 「葬儀」は仏葬だけで行なわれる行事で、故人... -
計報に接したときの会葬者の心得とマナー
遺族は末期の水を終えたあとで、親族や故人のごく親しい友人に故人の逝去を知らせます。この知らせを、計報という。 計報はたいてい、予告なしにくるもの。この計報を受けた場合はただちに、すべてに優先するかたちで故人を哀悼するための誠意ある行動をと... -
通夜の準備と北枕の意味
臨終を迎えて末期の水のあと、死者の遺体を清めて通夜の準備を行ないます。現在では、このあたりの作業を葬儀社に行なってもらうことが多いので遺族が遺体を触ることはありません。 遺体は、丁寧にぬるま湯で体を洗う「湯潅(ゆかん)」を行なったのちに、... -
末期の水と葬儀の心
葬儀は、遺族が死者に対する感謝の気持ちをあらわすための行事です。 それは自分の父母もしくは夫や妻、祖父母から受けた恩を思い、死者がやすらかに眠ることを祈るものです。 中には死者をよくまつらないと崇られるとか、盛大な葬式を行なわないと死者が... -
古稀から百賀まで。これからの長寿大国日本
日本には、60歳の還暦のほかに、多くの長寿の祝いがあります。医療の発達した現在では、60歳以上の寿命をもっ者が多くなりました。だから60歳で年寄り扱いされるのを嫌がる人も多い。 そのためにこれからは、70歳を祝う「古稀」以降の長寿祝いがさかんにな... -
端午の節句の由来は女性の休養日だった
男の子の節句であるこどもの日は、いつ頃から設定されたかご存じでしょうか?実は江戸時代にはすでに五月五日は、男の子を祝福する日として認知されていました。三月三日に女の子、五月五日には男の子の『無事な成長を祝う』のが本来の意味です。しかし現...
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