和菓子の老舗で職人が手ほどき、作った後は舌鼓。大人の和菓子作り体験教室

体験イベントは、いつでも大盛況です。
そして京都では、和菓子店での菓子作り体験が人気を集めています。
日本人なら一度は本格的な和菓子を、職人さんに教えていただきながら、作ってみたいものです。

ケーキやチョコレート、クッキーなどの洋菓子は、家庭でも気軽に作ることができます。
しかし和菓子となると、自宅で作ることは少なく、新鮮に感じる人が多いようです。

京都では、増加する外国人の旅行者に対応するところも増え、日本の伝統文化に気軽に親しめる場所としても注目されています。

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職人さんのお手本そっくりにできるかな?和菓子づくりに挑戦

京都市内の豊臣秀吉を祭る豊国神社にほど近くに、京町家式の建物の前にタクシーや観光バスが連なる場所があります。

そこは慶応元年(1865年)創業の老舗和菓子店「甘春堂」の東店(京都市)。

和菓子の甘い香りに包まれ、素材を伸ばし丸め飾る

「力を抜いて触りましょう」「手のひらで押す感じで」。職人の豊田吉徳さん(66)が手本を見せながら、丁寧にコツを教えてくれます。

取り組んでいたのは「山茶花(さざんか)」をモチーフにした生菓子。

餅粉とあんを合わせた「練り切り」を5センチ程度に伸ばし、その生地にこしあんの玉を入れます。それを布巾で包みこんで棒で2カ所に切れ目を入れ、最後に黄色の飾りを付ければできあがりです。

職人が仕上げた作品の巧みさに、参加者から歓声が上がることもしばしば。

次に挑むのが金団(きんとん)。

金団用のあんをそぼろ状に裏ごしして、あん玉に丁寧に盛りつけていく。簡単そうに見えるが「丸く成形するのが意外に難しい」。

この日の課題は、もみじとつばきをかたどった干し菓子と外郎(ういろう)を合わせて4種類。

終始和やかな雰囲気で、約1時間の体験が終わることができます。

各自が力作の記念撮影を終えた後、京都産の抹茶と合わせて味わえるのも、この和菓子体験の魅力のひとつ。

参加者は若い女性の姿が比較的多く、「和菓子の奥深さを楽しめた。貴重な体験ができた」と日本の伝統文化が体験できて満足な様子。

甘春堂の和菓子体験教室は、京都観光の寄り道感覚で利用できる

甘春堂では顧客の要望に応えて、約10年前から本格的な体験教室を始めたそうです。通常の日は50~100人、春秋の観光シーズンには修学旅行生らを中心に300人が訪れるという。

最近は雑誌などへの掲載を通じて知名度が高まり、台湾や中国、韓国などアジアからの観光客も増えています。

教室は年中無休(元日除く)で、1日4回開催。このため神社仏閣の観光の前後に立ち寄る場合にも、都合のよい時間を選びやすい。

「春は桜、夏は朝顔」など月ごとに作る菓子を変えるためリピーターも多い。木ノ下善正社長は「日本の食文化は四季を楽しめるのが魅力」と話し、京菓子の普及にも貢献できればと期待されています。

【甘春堂】
住所: 〒605-0931 京都府京都市東山区 大和大路通正面下る茶屋町511-1
電話:075-561-1318
営業時間: 9時00分~18時00分
http://www.kanshundo.co.jp/museum/make/annai.htm

京都名物八ツ橋を手焼き、機械より歯ごたえあり

八ツ橋の老舗、井筒八ツ橋本舗(京都市)では八ツ橋の手焼きを体験できます。

京極一番街の店では、指導スタッフが付き添い、米粉や砂糖などを混ぜた生地を160度程度の鉄板に載せ、置き場所を変えたり、ひっくり返したりしながら焼いていく。

実は、八ツ橋が手焼きできる教室は、京都でも珍しい。
もちろんできあがった八ツ橋は、お土産として持ち帰ることができます。

八つ橋の手焼きは、機械で作ったものと比べて固くて歯応えがあるといって人気です。

所要時間は約45分で、小学5年生以上を対象に2人から予約が可能。
年中無休で午前10時から午後8時までが営業時間。料金は大人が1050円、高校生以下は945円。
団体客などで多い時には1日100人以上訪れるという。

【井筒八つ橋】
住所:京都市中京区寺町通四条上ル東大文字町310
電話番号:075-255-2121
アクセス:阪急電車 四条河原町駅下車9番出口徒歩1分
市バス 四条河原町下車
http://www.yatsuhashi.co.jp/activity/

和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、世界から日本の食文化への関心が高まっています。

和菓子にも長年受け継がれてきた匠の技術があります。
和菓子生産者による体験教室が、日本の伝統文化を知るよい機会にもなるでしょう。

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