お宮参りは、氏神様への誕生の報告

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現在、男児は生後32日目、女児は生後33日目に、お宮参りを行ないます。
それは子供と母と父方の祖母が、「氏神様」とよばれる地域の守り神に参拝する伝統的な風習です。

お宮参りの行事は、神道の家では欠かせないものですが、神道かどうかに関係なくどの家庭でもひろくみられます。

一般的には、父方の祖母が子供を抱き、母親がそれに従うかたちで参拝が行なわれます。

少し前までは、この参拝のときに神前で子供をつねって泣かせる風習があったそうです。子供の泣き声によって神様に子供の存在を知ってもらおうというのが理由です。

このお宮参りによって、子供ははじめて氏神様の守りを受ける氏子の一員に加えられると考えられています。

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お宮参りは産後の忌み明け

正式のお宮参りの作法では、母親と父方の祖母は紋付きの服装で参拝することになっています。

父方の祖母は、子供に母親の実家から贈られた祝い着をかけて子供を抱きます。
父親がお宮参りに加わるときには、紋付きに羽織袴を着用せねばならない。それ以外の家族も、正装に近いよそ行きの服装が基本です。

また昔は、お宮参りのあとで、母親が子供を抱いて妊娠中に世話になった地域の人びとの家を、一軒一軒訪ねてお礼を述べる習慣がありました。

新たな村落の構成員の誕生が、地域をあげてのお祝いごととされていたのです。

現在ではお宮参りは略式になり、スーツなどの服で参拝する者が増えました。

それでも、お宮参りを重視する家は、神職に頼んで子供連れで拝殿に上がり、お祓いして祝詞を上げてもらいます。この場合にはお礼として、5000円から一万円程度の現金を包みます。

お宮参りは、産後の忌み明けの意味をもつ行事でもありました。

古くは血が穢れと考えられており、お産は血の穢れを伴うものとされたからです。

お産から30日ほどたってその稜れが消える時期に、母親が妊娠中あれこれ助けてもらったお礼を述べに氏神様に参拝するのです。
このようにお宮参りは、子供のための行事であるとともに、母親のための行事でもあったのです。

家族や地域をあげて、子供を祝福し、新しい生命を産み出した母親に感謝しようとする発想によってお宮参りの行事がととのえられたことを知っておいてください。

お宮参りの祝い着・産着について

女の子のお宮参りの祝い着(掛け着)は、赤ちゃんを抱っこした祖母や母親の上から掛ける晴れ着のことです。
模様で人気があるのは花をモチーフにした友禅模様で、牡丹、芍薬、桜、花車、御所車などの伝統的な絵柄です。
おめでたい絵柄として宝船、末廣、金宝包(宝袋)、打ち出の小槌、鶴などの吉祥文様も用いられます。

男の子の場合は、勇壮な絵柄が描かれたもので、兜(かぶと)、軍配、龍、鷹、虎などをモチーフにした熨斗目模様のものが人気です。
男の子の祝着のカラーは黒、ブルーなどの他にグリーン、シルバーなども出ています。
おめでたい絵柄として宝船、末廣、金宝包(宝袋)、打ち出の小槌、富士、青松などの吉祥文様も用いられます。
男の子の初着には家紋を入れる地域もあります(女の子の場合には家紋を入れません)。

祝い着の他に必要な小物については、地方によっても異なります。帽子やよだれかけ(スタイ)は全国的に用いられます。関西では扇子やでんでん太鼓などをつける地域やお守り袋、犬張子を付けるところもあります。

★お宮参りの祝い着・産着のレンタル方法はこちらで紹介→★

お宮参りの準備について

①日取りを決める

お宮参りに行く時期を確認します。およそ生後1ヵ月位が目安です。
一ヵ月目くらいの赤ちゃんは、まだまだ小さく、外に連れ出しても良いのか?不安になると思います。
もし真夏や真冬の時期が、生後一ヵ月にあたる場合は、時期をずらしてお宮参りに行くのも良いとされています。

②赤ちゃんの服装の準備(ベビードレス・着物)

お宮参りの時、赤ちゃんに着せるものを準備します。
当日はベビードレスを着せます。また、記念撮影の際はその上から着物をかけてあげて撮影に臨みます。
ベビードレスの準備には、ベビードレスと着物を購入するかレンタルをするか、親戚・知人などから借りるなど当日に間に合うように準備しましょう。

③神社の予約をとる

日取りを決めたら、その土地の氏神様がいる神社に電話で連絡します。
「○月○日○時頃にお宮参りお願いします。」と伝えてください。

※神社に予約を取るときに聞かれること
・赤ちゃんの名前
・赤ちゃんの生年月日

④親戚家族の当日の服を準備する

お宮参りに参加するときの服装マナーとして、フォーマルな服装を準備します。
このとき母親の服装に関しては、おっぱいをあげなくてはいけなくなることもある為、着物などの着衣が複雑なものは避けます。スーツやワンピースタイプのフォーマルウェアを準備するといいでしょう。

⑤記念写真用のスタジオの予約

お宮参りの時に欠かせないのは、写真スタジオでの記念撮影。
神社でのご祈祷にはおおよそ30分。その後に撮影スタジオに向かう流れになります。
また、もっと思い出をしっかり残しておきたいという方は奮発してプロカメラマンが同行するプランというのもおすすめです。

⑥食事会の準備をしておく

お宮参りと記念撮影などが終わった後は、食事会の準備をしておきましょう。このとき食事会の直前に撮影をされた場合はスタジオの近く、をお宮参りの後すぐに食事会に向かわれる方は、神社の近くのお座敷のある料亭を準備しておくと、時間を有効に使うことができて便利です。

お宮参り当日の段取りと流れについて

①赤ちゃんのベビードレスの着替え

家を出る直前くらいに、ベビードレスを着せます。
赤ちゃんにとっては、着心地の良いものではないため、できるだけ直前に着せます。
授乳が必要なころなので、ミルクの吐き戻しも考えて対策をしておきます。

②神社で受付を済ませる

お宮参りをする神社に到着したら、受付に予約をした名前を伝えます。ほとんどの神社では、このときに初穂料を渡します。
初穂料に関しては事前に予約する際に聞いてみるのもいいでしょう。納める金額は、だいたい5,000円ぐらいでしょうか。
受付の場所に10分くらい前に到着するようにしましょう。

③ご祈祷をしてもらう

神社では、説明に従って行事を進めていきます。
玉ぐしを捧げたり、赤ちゃんだけではなく両親が参加することもありますがその際も案内していただけるので安心です。

④記念撮影をする

神社でのお宮参りの後に、撮影スタジオを予約している場合はそちらに向かいます。
事前に予約する際に、どのくらいの撮影時間がかかるかを聞いておくことをお勧めします。
このあと食事会に遅れないように、そこまでかかる時間を計算して終わりの時間を、予約したお店に伝えておきましょう。

⑤食事会へ行く

記念撮影が終わったら予約しておいた料亭へ向かいます。

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