勘違いかも!年賀状は相手の幸せを願う気持ちを書き綴るもの

電子メールやソーシャルネットワークが無かった頃は、12月に入ると年賀はがきがすぐに売り切れたりと、それが日本の年末の風物詩でした。
今では私も「年賀はがき」は書かなくなり、ここ三年前ぐらいから年賀状の画像を制作して、それを電子メールやSNSに送信するようになりました。

媒体は変わっても、年賀状はお年始に欠かせないものには変わりがありません。

なかなか会うことができない知り合いや、お世話になった方への挨拶として送信することで、貴重な交流の機会が保てます。

でもいつから年賀状が慣習化されたのでしょうか?

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年賀状の発祥は?

井戸端会議とかご近所付き合いが普通にあった時代、そう終戦直後くらいまでは「お年始」といえば、日頃お世話になっている人の家まで赴いて、年始の挨拶を述べるという習慣がありました。

そして遠方すぎてどうしも訪ねていけない所に住んでいる方に対しては、挨拶の言葉を添えた「年賀状」を出したのです。

それから社会の発展ととともに、人の移動も盛んになると、従来の日本の「お年始」の習慣が簡略化されて「年賀状」というはがき一枚で済ますようになったといいます。

電子化がもう一歩進めば、映像を利用したビデオレターが年賀状になるかもしれません。

古代の言霊信仰が年賀状に

最近は言葉には魂が宿っているという「言霊(ことたま)」という考えが定着してきています。
ある意味これは、現代人に古来から潜在的に持っていた感性が蘇ってきているという見かたもできます。

古代の日本人は、「言霊信仰」という言語呪術信仰をもっていました。

それは、「おめでとう」という言葉を言ったり、書いて送ったりすることによって、本当にめでたい(すばらしい)幸運が相手にもたらされるとする考えです。

かつての日本人は正月の三ヶ日という特別な日に両親、仲人や恩師、友人を訪れて「おめでとう」と言って祝福する習慣がありました。
このお年始の言葉は、相手が一年間健やかに過ごすことと、相手の家業が繁昌することを願っていますという気持ちを伝えています。

古くから伝わる正しいお年始というのは、なにも有力者の機嫌をとるものではありません。

古来のお年始の流れをひく年賀状に、「本年もよろしくお願いします」と書くではなく、なんの見返りも求めず、相手の幸運だけを願って年賀状は書くべきものなのかもしれません。

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