対話が苦手な日本人は覚えておきたい会話の作法

挨拶から始まり、挨拶で終わる日本人の会話。
親しい友人同士なら気にならないことでも、目上の人や仕事上の関係となると、話す言葉を選んだり妙に緊張してしまうものです。

時には失言で失敗することもあります。
友人以外の相手と、良好な関係が築けるような会話とは、どのようなことに気をつければいいのでしょう?

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最初はお天気の話題から。ただし、会話が続くような返事をすること

日本人にとって挨拶は、お互いの人間関係を再確認するための大切な儀式のようなものです。

でも、最初の挨拶からもう少しこの人と親しく話したいなぁとか、この人との距離を縮めたいと思う場合、あなたならどうしますか?

最近は社会が個人情報に敏感になっていることから、相手のプライベートなことにどこまで触れていいのか判断が難しい場合があります。
特に異性だと、誤解されてセクハラにもなりかねません。

だから、話したい、親しくなりたいという気持ちがあるのに、会話をなかなか先に進められない人も多いようです。

会話の出だしは、天気の話題に触れてみてはいかがですか。「冷え込みが厳しいですね」に「私は使い捨てカイロを貼っています」と返ってきたり、「乾燥しますね」に「風邪が流行しているようです」と話題が広がったりすることがあるかもしれません。

ここで注意してほしいのは、相手が「雪ですね」と話し掛けてくれたら、返事は「そうですね」だけにしないことが大切です。

「はい」「いいえ」だけでは会話がそこで終わってしまいがちです。

「滑って転ばないよう気を付けたいですね」「いまは電車が止まっているようですよ」と感想や情報をひと言口にするようにしたらどうでしょうか。相手も会話が続けやすい雰囲気になります。

会食での会話のコツ

仕事上の取引先や会社の上司、友人、親戚などと会食する機会はよくあると思います。

会話が弾むと「食事はおいしく、会話も楽しかった。また会いたい」という気持ちにつながりやすいものです。

しかし時には緊張したり、戸惑ったりして会話が続かず「何か言わなくては」と焦る場合があるかもしれません。

○共通の趣味を見つける

会話は、お互いに共通の関心事があればスムーズに運びます。例えば、初対面でも趣味が同じと分かった途端に笑顔で話し合えることはあります。

○料理の感想を伝える

会話の手掛かりがない時や、知らない人同士が食事で同席した場合は無理をせず、まず目の前にある料理に関心を向け、良いと思った点を声に出してみてください。

「きれいですね」「おいしい」など見た目や食べたあとの感想で構わないのです。難しい知識やうんちくは必要ありません。

このひと言が糸口になり「このカニは北海道産ですか」「そうですね。今が旬ですよ。実は私は北海道育ちで」と会話が広がるかもしれません。

手料理のホームパーティーで「これはどうやって作るのですか」との関心を示すひと言に、もてなす人は喜んでレシピを説明してくれることが考えられます。

○肩の力を抜いてリラックス

面白い話題で会話を続けようと意識し過ぎると肩に力が入り、独演会になることもあります。ちょっとした感想を口にすれば、全員一緒の食事が会話の中心なので自然に話題が広がり、話しやすい雰囲気になると思います。

返答に困る話題には。
相手と会話を続けたいのに、何と返答すればいいか困るような話が出たとき、どうする?

例えば病気の話で「つらいんです、すごく痛くて」と言われても、相手のつらさを思うと「わかります」とは容易に言えません。

「そうですか。大変ですね」ばかりになると、どこか他人事のようにも聞こえがちです。一緒になって心配している自分の気持ちは伝わりにくいというわけです。

○返答に困ったら「おうむ返し」

相手を励ましたい、支えたいという気持ちはあっても適切な言葉がすぐに思い浮かばないとき、会話の糸口としてお勧めしたいのが「繰り返し」です。

「おなかが痛くて」という相手に対して、そのまま「おなかが痛いのですか」とおうむ返しに繰り返すのです。語尾は「か」でも「ね」でも構いません。

一見単純な方法ですが、「繰り返し」という相づちをすることで、相手は「この人は話を聞いて、共感してくれている」という気持ちになり「そうそう、痛むんですよ」と話を続けやすくなるようです。

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