「合点」とは合格点のこと

納得出来ないことがあると「それは合点(がてん)がいかない」と言います。
捕物帳などの時代劇を見ていると、子分にあたる人が「おっと、がってんだ!」とか、洒落たい言い方では「合点承知之助!」と言ってます。
NHKの人気番組「ためしてガッテン」でも「合点」という言葉が使われています。

相撲取

「合点」は、承知した、承諾したことの意味。

面白いことに、承知したときは「がってん」と発音し、不承知の場合には「がてん」がいかない、という。

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本来の「合点」とは、和歌、連歌、俳譜などの用語なのです。
師匠が弟子の作品を批評するとき、佳いものに点(斜線)を付すことをいいます。

落語「初雪」にその情景が出てきます。

隠居の道楽は風流。
小動物の題で根岸からきた者の作を、「では早速拝見いたしましょう…、これですか、小ねずみが阿漕(あこぎ)に畷(か)じる網戸棚、度かさなりて猫に喰まるる、なるほど結構ですがちと点になりかねますな」と、次々、みていくのだが、点にはなりかねますな、という作品ばかりである。
これをみていた、熊さん「ねえ隠居さん、初雪や二尺あまりの大いたち、この行末は何になるらん」
隠居「うん、これなら、詔(てん)になるだろう」

「合点」は、師匠がすぐれたものと認めた、ということから、承知、同意の意を表すようになったのです。

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