日本のクリスマスは和の心で楽しむ

11月中頃になると、徐々に世間のクリスマスムードが高まってきます。商業施設では、クリスマス商戦の開幕となります。
本来はキリスト教の風習であるクリスマスが、今やしっかりと日本の季節の行事として定着しています。
しかし、その中身はというと海外から見るとかなり違ってくるようです。

日本のクリスマス

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日本のはじめてのクリスマスは山口県から

クリスマスはキリスト降臨の日であり、この日を休日にしている国も多い。
でも全世界の人々がキリスト教ではなく、無神論者でも他宗派でも「冬のお祭り」として、クリスマスを行っているようです。

日本にクリスマスが伝来したのは、1552年に山口県にやってきた宣教師フランシスコ・ザビエルによるもの。
布教活動として12月25日に、信徒を集めてミサを行ったのが日本で行われた最初のクリスマスだといわれています。

しかしその後、秀吉や家康によるキリシタンへの弾圧が厳しくなり、公に行われなくなりました。

明治時代になって、クリスマスが行われるようになりました。
やがて、企業や商店によるクリスマスの商業宣伝が始まります。

面白いのは、この頃のプレゼントの定番は「歯磨粉」。
「毎日歯を磨く子は良い子で、良い子にはサンタクロースがプレゼントを持ってくる!」というライオン歯磨きのクリスマスの広告宣伝が影響しました。

日露戦争を経験した日本は、「国際社会の一員」を意識するようになり、クリスマスなど西洋の風習を積極的に取り入れるようになりました。

そして、子供たちはクリスマスを「サンタが子供におもちゃをくれる日」いうように理解するようになりました。

昭和の第二次大戦直後、物資の乏しかった日本には「愛を贈る日」として広がっていきました。

その後、日本の経済が上向きになってくると、現在のようなケーキにシャンパン、ご馳走と言った「ホームクリスマス」を行うようになっていったのです。

クリスマスケーキは日本独自の食文化

西洋には日本のようなクリスマスに、生クリームたっぷりのクリスマスケーキを食べるという習慣はありません。
この形は、1922年に不二家が広めたものといわれています。

フランスでは切り株の形をしているブッシュ・ド・ノエル、イギリスではクリスマスプディング、ドイツではシュトーレンがクリスマスケーキとして一般的なものであり、日本のキラキラしたケーキと比べるとシンプルで地味な印象です。

クリスマスには七面鳥の丸焼きを食べる

さすがに日本で七面鳥の丸焼きを食べるという習慣はありませんが、かわりにお肉屋さんやスーパーでは、鳥の骨付きもも肉がたくさん店頭に並びます。
ケンタッキーフライドチキンも、大いに賑わいます。

この「クリスマスにチキンを食べる」という風習は、1974年に日本ケンタッキーフライドチキン(KFCJ)がはじめて、日本全国に拡がりました。

しかし、海外ではクリスマスに安価なファーストフードを食べるほど寂しいことはないということで、敬遠されるようです。
海外では、おせち料理にあたるものが、クリスマスのご馳走なのかもしれません。

日本のクリスマスの過ごし方

日本では、クリスマスには恋人や愛する人と、ゆっくりと過ごすというのが一般的です。

日本人はクリスマスでは恋人や友達と過ごし、お正月は家族と過ごします。しかし欧米では反対に、クリスマスは家族で過ごし、お正月は友達や恋人と過ごすことが多いそうです。
だから欧米人からみると、クリスマスは家族で祝うイベントであり、カップルで過ごすと聞くと「かわいそう」と思われる可能性があるのです。

とはいえ、人と人のつながりを大切にし、尊重し合い、感謝の気持ちをプレゼントとして伝える日であるということは、世界共通です。
この気持ちこそ、和の心と通じるものがあるのではないでしょうか。

あなたにとって今年のクリスマスは、誰に感謝の気持ちを伝えたいですか?

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